★米国株式市場は下落:悪材料重なり下げ幅拡大
NYダウは254.63ドル安の24964.75、ナスダックは5.16ポイント安の7234.31で取引を終了した。決算内容が低調だった小売大手のウォルマートが10%超急落し、指数を押し下げた。前週の株価上昇を受けて利益確定の動きが広がったほか、ドルが主要通貨に対して強含んだことや米長期金利の上昇も嫌気された。さらに、株式市場の予想変動率を示すVIX指数が上昇したことも投資家心理の悪化につながり、一時330ドル超下落した。VIX指数は19.46から20.60へ上昇した。
★NY外国為替市場:全般ドルが底堅い展開に終始
ドル/円は、米財務省が実施する大量国債入札を控えた債券利回りの上昇を受け、ドル買いが優勢となった。その後、ロシア政府による米大統領選干渉疑惑を捜査するモラー特別検察官が、疑惑に絡み昨年起訴されたトランプ陣営元幹部とのやりとりについて虚偽の証言をしたとの疑惑で、弁護士1人の訴追が明らかになると、ドルは伸び悩んだ。ユーロ/ドルは、ユーロ圏2月消費者信頼感指数速報値が予想を下回ったことに失望したユーロ売りが優勢となった。また、持ち高調整のドル買いが強まった影響から上値の重い展開となり、一時1.2320ドルまで値を下げた。
★NY原油先物市場は上昇:米国安とドル高で上げ渋る
NY原油先物市場は、通常取引では62.43ドルまで買われたが、米国株安やドル高を意識して取引終了時点にかけて上げ幅を縮小する展開となった。ただし、原油供給の大幅な増加に対する警戒感はやや低下しており、60ドル台を当面維持する可能性が高いとの見方が多い。
★NY金・銀先物市場は下落:ドル高と長期金利上昇を嫌気
NY金先物市場は一時1330.60ドルまで売られた。ドルが主要通貨に対して強含んだことや、米長期金利の上昇が意識され売り材料となった。米国株が250ドル超安となったが、リスク回避の金買いは一部にとどまった。
★米国債券市場は反落:入札による需給悪化を嫌気した売り優勢
米国債券市場で長期ゾーンは反落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.02%高い(価格は下落)2.89%で終了した。今週の中期債入札による需給悪化を警戒した売りが進み、利回りは一時2.92%まで上昇した。ただ、米国株が軟調地合いとなったため、その後は徐々に買戻しが入った。
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