★米国株式市場はまちまち:米大統領選のロシア疑惑再燃を嫌気
NYダウは19.01ドル高の25219.38、ナスダックは16.96ポイント安の7239.47で取引は終了した。アジア・欧州株がほぼ全面高となったほか、足もとのボラティリティが安定してきたことを背景にヘルスケア関連株などに買い直しが入り、NYダウは一時230ドル超上昇した。しかし、その後は連休を控えて利益確定の動きが広がったほか、大統領選干渉の疑いで、『ムーラー特別検察官が複数のロシア人や企業を起訴した』と報じられたことも嫌気され、一時下げに転じる場面があった。VIX指数は19.13から19.46へ上昇した。
★NY外国為替市場:ドルは連休前の持ち高調整で底堅い展開
ドル/円は、米国の3連休を前に足もとで続いたドル安に対する持ち高調整の買い戻しが入ったため、総じて底堅く推移した。しかし、ムーラー検察官のロシア人や企業を起訴したとの報道が伝わると一時230ドル超上昇していたNYダウが下げに転じたため105.90円台まで下押しする場面があったが、下値は限定的だった。ユーロ/ドルは、ポジション調整のドル買いが活発化した流れに沿って終始さえない値動きとなった。一時1.2393ドルまで下げ足を速めた。
★NY原油先物市場は続伸:良好な経済指標を好感
NY原油先物市場は一時61.87ドルまで買われた。需給の緩みを意識した売りは後退しており、原油価格は底堅い動きを見せた。米住宅着工件数の増加やミシガン大学消費者信頼感指数の改善が買い材料となった。ただ、主要通貨に対してドルが強含んだことで、上げ幅はやや縮小した。米ベーカー・ヒューズ社が発表した米国内の石油掘削装置(リグ)稼動数は前週比7基増加の798基となった。
★NY金・銀先物市場は上昇:ドルが強含んだことで上げ幅縮小
NY金先物市場は一時1364.40ドルまで買われた。ムーラー検察官の報道を受けて金買いがやや強まる場面があった。しかしながら、この日発表された米1月住宅着工件数は予想以上に増加したことや、2月ミシガン大学消費者信頼感指数の改善を意識して金買いは後退した。また、ドルが主要通貨に対して強含んだことも上げ幅を縮小する要因となった。
★米国債券市場は反発:ポジション調整の買い優勢
米国債券市場で長期ゾーンは3営業日ぶりに反発(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前日比0.04%低い(価格は上昇)2.87%で終了した。米国市場の3連休を控えて、ポジションを調整する買いが入った。利回りは一時2.84%台まで低下する場面もみられた。
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