★米国株式市場は上昇:VIX指数はやや低下
NYダウは39.18ドル高の24640.45、ナスダックは31.55ポイント高の7013ポイントで取引は終了した。欧州株がほぼ全面安となり、米国株にも売りが先行し一時180ドル超下落した。原油価格の上昇に伴い、株式相場も下げ幅を縮小して上昇に転じたものの、トランプ政権が発表したインフラ投資計画による財政圧迫を懸念する見方や、米1月消費者物価指数(CPI)の発表を控え上値の重い展開となった。VIX指数は25.61から24.97へ低下した。
★NY外国為替市場:ドルは総じて弱い展開
ドル/円は、株式相場への警戒感でリスク回避の円買いが継続した。また、米長期金利の低下、財政赤字が拡大するとの懸念が浮上したほか、トランプ大統領が貿易赤字是正に断固とした方針を繰り返したためドル売りが強まり、一時107.41円と昨年9月8日以来の安値を更新した。その後、NYダウの回復に伴いリスク回避の円買いが後退した。ユーロ/ドルは、ユーロクロスが上昇した影響を受けるなど総じて底堅く推移し、一時1.2371ドルまで値を上げた。
★NY原油先物市場は小幅下落:需給悪化を嫌気した売りが優勢
NY原油先物市場は一時58.39ドルまで売られた。国際エネルギー機関(IEA)月報を受けて需給悪化を嫌気した売りが小幅に出た。ただ、NYダウの反転が材料視され、通常取引の終了時点にかけて下げ幅は縮小した。ただし、原油供給の増加に対する投資家の警戒感は消えていないことから、59ドル台では戻り売りが控えており、上値も重い展開となった。
★NY金は続伸・銀先物市場は反落:ドル弱含みで買い優勢
NY金先物市場では一時1331.90ドルまで買われた。米国株の下落やドル安を意識した買いが入った。ただ、通常取引終了時点にかけてNYダウが持ち直し、主要通貨に対するドル売りが一巡したことから、リスク回避の金買いは一服した。
★米国債券市場は反発:持ち高調整の買いが優勢
米国債券市場で長期ゾーンは反発(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前日比0.03%低い(価格は上昇)2.83%で終了した。米1月消費者物価指数(CPI)を翌日に控え持ち高調整の買いが入った。なお、パウエルFRB議長などの発言が伝わったが、相場への影響は限定的だった。
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