★米国株式市場は上昇:欧州株全面高に米国もつれ高
NYダウは410.37ドル高の24601.27、ナスダックは107.47ポイント高の6981.96で取引を終了した。欧州株が全面高となったほか、週末に引けにかけて上昇した流れを受け買いが先行した。トランプ大統領がインフラ投資計画を発表し、関連銘柄が物色されたほか、アップルやボーイングなどを中心に押し目を拾う動きが活発化した。先週2年ぶりの週間下落率となったことで株式市場の調整局面が一服したとの見方から買い戻しが広がり、終日堅調推移となった。VIX指数は29.06から25.61に低下した。
★NY外国為替市場:ドルは総じて方向感がない展開
ドル/円は、米長期金利が一時低下転じたことを嫌気したドル売りが優勢となった。その後、トランプ米政権が発表したインフラ警戒で成長に勢いが増すとの見通しが強まったほか、政府の成長見通し引き上げなどが好感され米長期金利が再び上昇、株高ドル買いが再燃した。ただ、ドルの買い戻しも長続きしないなど総じて方向感がなかった。ユーロ/ドルは、欧州時間からのユーロ売りの流れが続き、一時1.2235ドルと日通し安値を付けた。ただ、その後は対カナダドルなどでユーロ高が進んだ影響から1.2297ドルの高値まで持ち直した。
★NY原油先物市場は上げ渋り:米原油供給増加の思惑が上値を抑える
NY原油先物市場は一時64.46ドルまで買われたが、通常と取引の終了時点にかけて上げ幅は縮小した。米国株高は好材料となったが、米国内の原油供給増加に対する警戒感は消えていないことや、米長期金利の下げ渋り(金利は上昇)が上値を抑える要因となった。
★NY金・銀先物市場は上昇:米長期金利伸び悩みで買い優勢
NY金先物市場は一時1328.30ドルまで買われた。米国株は大幅高となったが、米長期金利が伸び悩んだことやドルがユーロに対して弱含んだことが意識されたことが買い材料となった。また、米ドルインデックス指数が低下していることも買い材料となった。
★米国債券市場は続落:米景気拡大やインフレ加速思惑から売り優勢
米国債券市場で長期ゾーンは続落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.01%高い(価格は下落)2.86%で終了した。米景気拡大やインフレ加速などの思惑から売りが優勢となり、一時2.89%と2014年1月15日以来の水準まで上昇した。ただ、売り一巡後は買い戻しが入るなど下値も堅かった。
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