★米国株式市場は下落:利益確定売りと様子見姿勢で大幅下落
NYダウは177.23ドル安の26439.48、ナスダックは39.27ポイント安の7466.51で取引を終了した。前週末に過去最高値をつけた後だけに利益確定売りが先行した。新型スマートフォン『iPhoneX』の減産が報じられたアップルの下げが目立ったほか、原油価格の下落を受けて石油関連株も売りに押された。さらに、今週は複数の主要企業決算やトランプ大統領の一般教書演説が予定されていることから、投資家の様子見姿勢が強まった。VIX指数は11.08から13.84へ上昇した。
★NY外国為替市場:米長期金利上昇に伴い一時ドル買い優勢
ドル/円は日経先物などの下落を受けてドルが失速したものの、アジア時間に付けた108.51円がサポートとして意識されるとドル売りは一服した。ロンドンフィキシングにかけて全般にドル買いが強まり、一時109.20円まで上昇した。しかし、ドル買い一巡後は、米長期金利の上昇幅が縮小したことから次第に上値が重くなった。ユーロ/ドルは、米長期金利の上昇につれたユーロ売りが先行した。ユーロクロスが下落したことも相場の重しとなり、一時1.233ドルまで値を下げた。一方で、その後は米長期金利の上昇幅縮小に伴って1.239ドル付近まで下値を切り上げた。
★NY原油先物市場は反落:短期筋のポジション調整売り優勢
NY原油先物市場は一時64.98ドルまで売られた。米石油サービス大手のが前週末に発表した米国内の石油掘削装置の稼動数が増えたことで米原油の増産が警戒され、売りが優勢となった。また、ドルが主要通貨に対して強含んだことも売り材料となった。米トランプ大統領の一般教書演説ではインフラ整備に関して言及するとみられているが、経済政策全般の内容を点検したいとの理由で短期筋などのポジション調整的な売りも見られた。
★NY金・銀先物市場は下落:ドル高や米長期金利上昇を嫌気
NY金先物市場は一時1336.10ドルまで売られた。ユーロ安・ドル高が進行したことや、米長期金利の上昇が嫌気された。米国株は大幅下落したが買い材料にはならなかった。また、トランプ大統領はドル安を志向しているわけではないとの見方が広がったことも金の反発を抑える一因となった。
★米国債券市場は続落:欧州国債売りにつれた売り
米国債券市場で長期ゾーンは続落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.03%高い(価格は下落)2.69%で終了した。欧州国債が売られたことにつれ、米国債にも売りが波及した。米長期金利は一時2.72%と2014年4月29日以来の高水準をつけた。
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