★米国株式市場は上昇:米企業決算による期待から買いが優勢
NYダウは228.46ドル高の25803.19、ナスダックは49.28ポイント高の7261.06で取引を終了した。大手行のJPモルガンは予想を上回る決算となるなど税制改革による企業業績の押し上げ効果が再確認され、幅広い銘柄に買いが入り終日堅調推移となった。主要株価指数は連日の過去最高値更新となった。VIX指数は9.88から10.16へ上昇した。
★NY外国為替市場:ドルが全般弱含み
ドル/円は、対ユーロでドル安が進んだ影響から一時110.97円まで下げたが、米12月消費者物価コア指数(CPI)や自動車を除いた米12月小売売上高が市場予想を上回ったことが伝わると、米長期金利の急上昇とともに反発し、一時111.69円まで上昇した。ただ、米長期金利が上昇幅を縮めたことや、日銀が今月の金融政策決定会合で2018年度の成長見通しを引き上げるとの報道をきっかけに、量的緩和縮小への思惑が再燃し、111.00円前後まで再び下落した。ユーロ/ドルは、ECBの出口戦略や独連立政権樹立に対する期待を背景に欧州時間からユーロ高が進んだ流れを引き継いだ。全般ドル売りが強まったことから、一時1.2218ドルと2014年12月29日以来の高値を付けた。
★NY原油先物市場は続伸:ユーロ高・ドル安を好感した買い
NY原油先物市場は63.16ドルから64.34ドルまで上昇した。中国の12月原油輸入の大幅減少を受けて売りが先行した。その後、ドイツの二大政党が正式な連立協議開始で合意したことを好感してユーロ高・ドル安が進んだことが好感された。ただ、米ベーカー・ヒューズ社が発表した米国内の石油掘削装置(リグ)稼動数が前週比10基増となり752基となったことや、米国が『イラン核合意に基づく制裁停止を継続』と発表したことから、64ドル台まで上昇した後は上値が重くなった。
★NY金・銀先物市場は上昇:ユーロ高・ドル安で割安感から買い優勢
NY金先物市場は1320.80ドルから1335.20ドルまで上昇した。米12月CPIコア指数が予想を上振れしたことや、米12月小売売上高が4ヶ月連続増加したことを受けて、FRBの今年3回の利上げ観測が高まり、一時売りになった。しかし、その後ドイツの二大政党が正式な連立協議開始で合意したことを好感して、ユーロに対してドルが弱含んだことから買いが強まった。
★米国債券市場は反落:連休前の持ち高調整の買い戻しも
米国債券市場で長期ゾーンは反落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.01%高い(価格は下落)2.54%で終了した。好調な米経済指標を受け売りが先行し、一時2.59%まで上昇した。しかし、その後は3連休を前に持ち高調整の買戻しが優勢となった。
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