★米国株式市場は上昇:節税目的の売りが重しに
NYダウは28.09ドル高の24774.30、ナスダックは3.09ポイント高の6939.34で取引は終了した。朝方は前日まで続落した後とあって自立反発を見込んだ買いが入った。ただ、米長期金利の低下で利ざやが悪化するとの警戒感から金融株は総じて安くなったほか、節税目的の売りが広がり上げ幅を縮小した。ナスダックも3営業日ぶりに反発した。VIX指数は10.25から10.47へ上昇した。
★NY外国為替市場:全般こう着相場が継続
ドル/円は、113.25円を挟んで方向感の乏しい動きに終始した。米長期金利が大幅に低下したものの、金利低下を受けたドル売りは限定的だった。また、この日発表された米経済指標は強弱まちまちの結果となったことから、相場への影響は限定的だった。ユーロ/ドルは、米長期金利の低下を受けてドル安が進んだ流れに沿って、一時1.1910ドルまで値を上げた。ただ、その後はユーロクロスが売りに押された影響もあり次第に上値が重くなった。
★NY原油先物市場は反落:利益確定売りに押される
NY原油先物市場は一時59.39ドルまで下げた。リビアにおけるパイプライン爆発の影響は残っていたが、前日に約2年半ぶりの高値を付けたあとだけに利益確定売りが優勢となった。ただ、世界経済の改善見通しに伴う原油需要の増加への期待は後退していないことから、下げた局面では押し目買いも散見された。
★NY金・銀先物市場は上昇:ユーロ高・米長期金利低下で買い優勢
NY金先物市場は一時1293.20ドルまで上昇した。ドルがユーロに対して弱含んだことや、米長期金利が伸び悩んだことが買い材料視された。また、スペインの内政不安、北朝鮮情勢における地政学リスクに対する警戒感が残されていることも金相場を下支えした。
★米国債券市場は続伸:保有債券の長期化目的の買い
米国債券市場で長期ゾーンは続伸(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前日比0.06%低い(価格は上昇)2.41%で終了した。手掛かり材料に乏しいなか、月末・四半期末を控えて期間投資家による保有債券のデュレーション(残存期間)の長期化のための買いが優勢となった。
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