★米国株式市場は下落:アップルが指数を押し下げ
NYダウは7.85ドル安の24746.21、ナスダックは23.71ポイント安の6936.25で取引を終了した。年末で閑散取引となるなか、新型スマートフォン『iPhoneX』の販売見通しを引き下げたことでアップルが売られ、指数を押し下げた。利益確定や持ち高調整の売りも広がり、軟調推移となった。原油価格は上昇し、米10月S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数は市場予想を上振れたものの、相場を押し上げるには至らなかった。VIX指数は9.90から10.25へ上昇した。
★NY外国為替市場:米長期金利低下でややドル売り優勢
ドル/円は、連休明けのNY勢が参入後に米長期金利が低下に転じると、ドル売りが出た。NYダウが小幅安となったことも相場の重しとなり、一時113.10円まで値を下げた。ただ、引けにかけては下げ渋るなど、一方的なドル売りが進む展開にはならなかった。ユーロ/ドルは、ユーロクロスの下げにつれて一時1.1846ドルまで下落したものの、ユーロ売り一巡後は米長期金利の低下に伴って1.1879ドルまで反発した。その後も1.18ドル台後半でのもみ合いとなった。
★NY原油先物市場は大幅続伸:需給改善好感した買い優勢
NY原油先物市場は一時60.01ドルまで買われた。リビアでパイプラインの爆発する事件が発生したことやサウジアラビアが原油収入の増加を想定していることが伝えられたことが買い材料となった。需給関係の改善を意識した買いは継続している。OPEC加盟国と非加盟国による協調減産体制期限の延長によって供給超過の状態はある程度解消されるとの見方は変わっていない。
★NY金・銀先物市場は上昇:米長期金利の低下を好感
NY金先物市場は一時1288.40ドルまで上昇した。米長期金利が伸び悩んだことや、スペイン・カタルーニャ州による独立問題の政治不安、北東アジアにおける地政学リスク増大に対する警戒感が金先物に対する支援材料となった。また、『SPDRゴールド・シェアーズ』を通じた金投資増加の思惑も残っている。
★米国債券市場は上昇:持ち高調整の買い優勢
米国債券市場で長期ゾーンは上昇(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.01%低い(価格は上昇)2.47%で終了した。クリスマス休暇明けで手掛かり材料が乏しいなか、持ち高調整の債券買いが散見された。
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