★米国株市場は上昇:原油高と米長期金利高止まりを好感
NYダウは55.64ドル高の24782.29、ナスダックは4.40ポイント高の6965.36で取引は終了した。税制改革による業績拡大が見込まれる主要企業が、相次いで従業員に還元する方針を発表したことが好感された。また、原油価格の上昇を支えに石油関連株が買われたほか、米長期金利の高止まりを受け金融株も上昇して、指数を押し上げた。ただ、ボーイングの下げが重しとなり、上値を切り下げた。クリスマスの連休を控えて閑散取引となった。VIX指数は9.72から9.62へ低下した。
★NY外国為替市場:弱い米経済指標を受けじわりとドル売り
ドル/円は、欧州時間に12日高値の113.75円手前で上値の重さを核にすると、7-9月期GDP確報値などの経済指標が市場予想より弱い結果となったこともあり、次第に上値が重くなった。引けにかけてNYダウが失速したほか、米長期金利の低下も相場の重しとなった。ユーロ/ドルは、ユーロクロスの下げにつれて売りが進み、一時1.1849ドルまで下押しした。ただ、ユーロクロスの下げが一服すると1.1880ドル付近まで下げ渋った。また、スペイン・カタルーニャ州の議会選挙では独立派が過半数を確保する見通しとの報道が伝わると若干上値が重くなった。
★NY原油先物市場は続伸:引き続き原油在庫減が買い材料
NY原油先物市場は一時58.38ドルまで買われた。前日公表された週間在庫統計で、原油在庫が予想以上に減少したことや、米国高が買い材料となった。OPEC加盟国と非加盟国による協調減産体制期限の延長によって供給超過の状態がある程度解消されるとの見方が継続しているため、好材料に反応しやすい状況となっている。
★NY金上昇・銀先物市場は反落:引き続きETF残高増加思惑が買い材料
NY金先物市場では一時1271.90ドルまで上昇した。『SPDRゴールド・シェアーズ』を通じた金投資増加の思惑が引き続き金相場を下支えした。米長期金利の上昇が一服したことや、主要通貨に対して米ドルが弱含んだことも買い材料となった。
★米国債券市場は反発:売りの反動と弱い米経済指標受け買い優勢
米国債券市場で長期ゾーンは反発(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前日比0.01%低い(価格は上昇)2.48%で終了した。前日までの債券売りの反動から、自立反発を見込んだ買いが入った。また、7-9月期GDP確報値や雇用関連の経済指標が市場予想より弱い結果となったことも買い材料となった。
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