★米国株式市場は下落:利益確定売りに押される展開
NYダウは37.45ドル安の24754.75、ナスダックは30.91ポイント安の6963.85で取引を終了した。税制改革法案の成立に楽観的な見方が広がる一方で、連日で過去最高値を更新していたこともあり、利益確定の動きが広がり寄付き後から下落しもみ合う展開となった。また、米長期金利の上昇も相場の重しとなった面があった。VIX指数は9.53から10.03へ上昇した。
★NY外国為替市場:全般ユーロ買いが優勢
ドル/円は、米長期金利の上昇につれて買いが先行した。米11月住宅着工件数や11月建設許可件数などが市場予想より強い結果となったこともドル買いを強めた。一時113.08円と13日以来の高値を更新した。ただ、引けにかけては利益確定売りに押されて上値が重くなった。ユーロ/ドルは、全般にユーロ高が進んだ流れに沿って、1.1831ドルまで値を上げた。前日高値の1.1834ドル手前では伸び悩む場面もみられたが、下値の堅さを確認すると買いが再開した。
★NY原油先物市場は反発:需給悪化懸念後退で買い優勢
NY原油先物市場は一時57.64ドルまで買われた。NYダウが伸び悩んだものの、米下院で税制改革法案が可決されたと伝えられたことから、リスク回避的な取引が縮小したほか、ロシアが減産に積極的な姿勢を示したと伝わったことで買いが広がった。短期筋の押し目買いが入ったことで原油価格は下げ渋った。
★NY金・銀先物市場は下落:米長期金利上昇を嫌気
NY金先物市場は一時1262.30ドルまで下落した。米下院で税制改革法案が可決されたことから、リスク回避的な取引は後退した。米税制改革法案の年内成立は織り込み済みだったが、米長期金利の上昇を嫌気した売りが優勢となり上値が重くなった。米国株は弱含んだが買い材料とはならなかった。
★米国債券市場は続落:独国債下落につれた売り
米国債券市場で長期ゾーンは続落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.07%高い(価格は下落)2.46%で終了した。独財務省が発表した2018年の国債発行計画で、30年物国債の発行額を増やすことが明らかになり、独国債相場が下落すると米国債にも売りが波及した。また、米税制改革が景気を刺激するとの見方も引き続き売りを誘った。
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