★米国株式市場は上昇:税制改革実現への期待高まる
NYダウは331.67ドル高の24272.35、ナスダックは49.58ポイントだかの6873.97で取引を終了した。連日で過去最高値を更新したほか、上げ幅は今年最大となった。週間新規失業保険申請件数が市場予想より減少したほか、個人所得が堅調であることが好感され買いが先行した。税制改革案に反対していたマケイン上院議員が税制改革法案を支持したことで可決への期待から買いが優勢となった。また、米長期金利の上昇を受けて金融株なども引き続き堅調に推移し、一時380ドル超上昇した。前日に売られたアップルなどに押し目買いが入った。VIX指数は10.70から11.28へ上昇した。
★NY外国為替市場:米税制改革実現への期待からドル買い優勢
ドル/円は、欧州時間では対ユーロでドル売りが活発化した影響を受けたほか、米共和党のコリンズ上院議員が『税制法案には多くの懸念がある』と述べたことでが嫌気されてドル売りが優勢となった。その後、マケイン上院議員が『共和党がまとめた税制改革法案を支持する』と発言したと伝わると一転して買い戻しが優勢になった。NYダウが380ドル超高や米長期金利の上昇幅拡大とともに112.63円まで急速に切り返した。ユーロ/ドルは、欧州時間に一時1.1809ドルまで値を下げたが、その後は月末に絡んだユーロ買いのフローが持ち込まれるとショートカバーが優勢となり、1.1931ドルまで買い上げられた。買い一巡後は1.1880ドル台まで売りに押される場面もあった。
★NY原油先物市場は小反発:減産延長を好感
NY原油先物市場は一時56.82ドルまで下落したが、OPECと非加盟国は2018年末まで減産期限を延長することで合意に達したことから、ポジション調整的な買いが広がった。イラク石油相も9ヶ月の減産延長を確認したと報じられており、原油需給の改善への期待が広がった。
★NY金・銀先物市場は下落:米税制改革法案可決への期待で売り優勢
NY金先物市場は一時1273.10ドルまで下落した。税制改革案に反対していた複数の議員が税制改革案を支持する方針を示したことが売り材料となった。共和党上院は今週中に本会議での採決を実施する可能性が高まり、法案可決への期待が広がった。そのため、米国株高と米長期金利が上昇したことから、リスク回避の金買いは後退した。
★米国債券市場は続落:リスク選好の動きから売り優勢に
米国債券市場で長期ゾーンは続落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.02%高い(価格は下落)2.41%と10月27日以来の高水準で終了した。反対していたマケイン上院議員が税制改革法案に賛成する意向を示したことで、改革が前進したとの見方から債券売りが強まった。
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