★米国株式市場は上昇:欧州株が持ち直したことを好感
NYダウは72.09ドル高の23430.33、ナスダックは7.92ポイント高の6790.71で取引を終了した。独政局不安を背景に売られて始まった欧州株が持ち直したことを好感した買いが先行した。米10月景気先行指数が予想を上振れたほか、先週の株価下落を受けた買戻しが入り、堅調推移となり一時100ドル近く上昇する場面もあった。ただ、米税制改革を巡る不透明感も残っており、上値は限られた。VIX指数は11.43から10.65へ低下した。
★NY外国為替市場:米長期金利上昇と株高を好感したドル買い
ドル/円は、米10月景気先行指数が4年ぶり最大の伸びを示したことや、根強い税制改革実施期待に米長期金利が上昇したほか、米株高を背景にドル買いが強まる展開となった。日経平均株価が270円、NYダウが100ドル近く上昇するにつれてじり高が継続した。なお、トランプ大統領が『北朝鮮をテロ支援国家に指定』『北朝鮮はテロ支援をやめるべきだ』などと述べたが、為替市場への影響は限定的だった。ユーロ/ドルは、一時1.1808ドルまで上昇したが、米長期金利が上昇したことが嫌気され一時1.1728ドルまで下げ足を速めた。
★NY原油先物市場は反落:OPEC総会前のポジション調整的な売り
NY原油先物市場は一時56ドルを下回った。OPEC主導の減産体制の期限延長への期待はあるものの、原油需要の増加に対する懐疑的な見方があることや減産体制の期限がいつまで延長されるのかははっきりしていないことから、ポジション調整的な売りが優勢となった。またドルが主要通貨に対して強含んだことも嫌気された。
★NY金・銀先物市場は下落:米税制法案可決期待の売り優勢
NY金先物市場は、一時1274.10ドルまで売られた。米税制改革法案に反対していた一部議員が協議の進展を示唆していることから、クリスマスまでの法案可決への期待が高まったことが買い材料となった。また、米長期金利の上昇や米株高を意識してリスク回避の金買いは後退した。さらに、大手金融がリスク選好志向を強まるとの見方も浮上したことで、一部短期筋が金買いポジションを縮小するとの思惑売りも入った。
★米国債券市場は反落:欧米株高を嫌気した売り優勢
米国債券市場で長期ゾーンは反落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.02%高い(価格は下落)2.36%で終了した。欧米株式市場の上昇を背景に安全資産とされる債券需要が後退して売りが強まった。
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