★米国株式市場は上昇:市場予想を上回る決算を好感
NYダウは187.08ドル高の23458.36、ナスダックは87.08ポイント高の6793.29で取引をを終了した。前日に大きく下げたアップルなどに押し目買いが入ったほか、市場予想を上回る決算を発表したウォルマート・ストアーズが急進し、1銘柄で70ドル近く指数を押し上げた。長期金利の上昇が好感されたほか、米議会下院で税制改革法案が可決されたことで投資家心理が改善した。ナスダックは最高値を更新した。VIX指数は13.13から11.76へ低下した。
★NY外国為替市場:米長期金利と米国株上昇でドル買戻し
ドル/円は、日経平均先物が伸び悩んだほか、米長期金利の上昇が一服したことを受けたドル売りが先行し、一時112.73円近辺まで下押しした。しかし、売り一巡後はNYダウが220ドル超高まで上げるなど再び株高が進んだことで113円台を回復した。ユーロ/ドルは、欧州時間からの流れを引き継いで1.1757ドルまで下げたものの、その後は1.1770ドルを挟んだもみ合いとなった。
★NY原油先物市場は続落:原油在庫の大幅減少期待薄が上値抑える
OPEC主導による減産期限延長への期待はやや低下しており、減産継続についてロシア側の態度が固まっていないことから伸び悩んだ。前日発表の週間在庫統計で、原油在庫が予想に反して増加したため、原油とガソリンの在庫が短期間で大幅に減少することは期待できないとの見方も上値を抑える要因となった。
★NY金・銀先物市場は上昇:方向感のないもみ合い相場
NY金先物市場は、1280ドル前後でもみ合う展開となったが、米国株高が意識され伸び悩んだ。米共和党の税制改革案は、下院を通過したが、市場ではおおむね織り込み済みとなっており、下院通過を想定した売りは限定的だった。全般大きな方向感は出なかった。
★米国債券市場は反落:米国大幅高が重しとなり売り優勢
米国債券市場で長期ゾーンは4営業日ぶりに反落した。米10年物国債利回りは前日比0.05%高い(価格は下落)2.37%で終了した。米国株式が大幅高となったことが重しとなったほか、米下院で共和党の税制改革法案が可決されたことも売り材料となった。
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