★米国株式市場は下落:アジア・欧州株安につれた売り
NYダウは30.23ドル安の23409.47、ナスダックは19.72ポイント安の6737.87で取引を終了した。アジア・欧州株が概ね全面安となり、米国株にも売りが先行した。米税制改革への先行き懸念や原油価格の下落を背景にエネルギー株が売りに押されたほか、前日に配当の半減を発表したGEが連日で下落し、指数の重しとなった。米10月生産者物価指数(PPI)は予想を上回ったものの、相場への影響は限定的だった。VIX指数は11.50から11.59へ上昇した。
★NY外国為替市場:株安や米長期金利低下でドル売り優勢
ドル/円は、日経平均先物が170円安まで下落したことを受けて、リスク回避の売りが先行した。米長期金利が低下したことも売られる要因となった。その後は、日経先物が下げ幅を縮めたこともあって113円台半ばまで切り返す場面も見られたが、米長期金利の低下を受けて再び安値権まで押し戻されるなど戻りも鈍かった。米10月PPIが市場予想を上回る結果となったが、相場への影響は一時的だった。ユーロ/ドルは、欧州勢の参入後にユーロ買いが強まった流れを引き継いだ。米長期金利の低下も相場の支えとなったほか、ユーロクロスの上昇につれた面もあり、一時1.1805ドルと10月26日以来の高値を更新した。
★NY原油先物市場は反落:2018年の石油需要見通し引き下げを嫌気
国際エネルギー機関(IEA)が2018年の石油需要見通しを引き下げたことが売り材料となった。OPEC主導による減産延長への期待はあるものの、2018年の世界の原油需要は想定以上に減少する可能性があることから、需給関係の大幅な改善は期待出来ないとの見方が広がった。ロシアはOPEC主導の減産期間について態度を固めていないとの見方も出ており、軟調推移となった。
★NY金・銀先物は上昇:株安・ドル安でリスク回避の買い優勢
ユーロ高・ドル安の動きとなったことや、欧米諸国の株安を受けてリスク回避の金買いが入った。また、年内における米税制改革実現に対する懐疑的な見方が消えていないことも、金の買いを支えた。
★米国債券市場は上昇:米国株安・原油価格下落から買い優勢
米国債券市場で長期ゾーンは上昇(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前日比0.03%低い(価格は上昇)2.37%で終了した。米国株安や原油価格下落を受けてリスク回避の姿勢が強まり、安全資産とされる米国債の買いが入った。
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