★米国株式市場は下落:米上院の税制改革案への失望売り
NYダウは101.42ドル安の23461.94、ナスダックは39.06ポイント安の6750.05で取引を終了した。連日で史上最高値を更新した反動から利益確定売りが先行した。『米上院の税制改革案では法人減税の実施を2019年に先送り』との報道が伝わると、税制改革案の早期成立が困難になるとの見方から一時250ドル超安まで下げ幅を広げた。ただ、引けにかけてはは米企業の業績拡大期待を背景に買い戻しが入った。VIX指数は9.78から10.50へ上昇した。
★NY外国為替市場:ドル/円は113円近辺では底堅い
ドル/円は、日経先物が下落したことを受け、リスク回避のドル売りが先行した。ただ、株安が一服したことで一旦は113.70円付近まで切り返した。しかし、『米上院は税制改革案で法人減税の実施を2019年に先送り』との報道が伝わると、全般リスク回避ムードが強まりドル売りが再開した。NYダウの250ドル超安や日経先物の580円安などを受けて一時113.07円と本日安値を更新した。ただ、引けにかけては株価が下げ幅を縮小したことで113.40円台まで下値を切り上げた。ユーロ/ドルは、米長期金利が一時上昇に転じた場面では1.1600ドル付近まで失速した。その後は、米長期金利が再び低下したことなどを材料に1.1654ドルまで反発した。
★NY原油先物市場は反発:中東情勢悪化懸念から買い優勢
オクラホマ州クッシングの原油在庫の減少観測が下支えした。また、サウジアラビア政府による閣僚らの大量拘束やサウジとイランの対立激化など、中東情勢の緊迫化を受けて買いが優勢となった。
★NY金は続伸・銀先物市場は反落:米上院の減税実施時期に失望しリスク回避
NY金先物市場は、一時1288.90ドルまで買われた。米上院共和党は、法人税減税を2019年に実施することを含む減税計画を公表したことを受けてリスク回避的な金買いが優勢となった。また、米国が大幅下落したことや、ドルが主要通貨に対して弱含んだことも金の下支えとなった。
★米国債券市場は下落:ポジション調整の売りが優勢
米国債券市場の長期ゾーンは下落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.03%高い(価格は下落)2.34%で終了した。目だった経済指標などの発表はなかったが、利益確定売りが優勢となった。米法人税減税が先送りされるとの報道が伝わると買いが入ったものの、反応は一時的だった。
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