★米国株式市場はまちまち:米企業の決算を好感した買い
NYダウは71.40ドル高の23400.86、ナスダックは7.12ポイント安の6556.77で取引を終了した。ECBによる段階的な金融緩和策縮小が発表され、欧州株が全面高となったことで米国株もつれ高となった。複数の主要企業決算が好感されたほか、米下院で18年度予算案が可決され、税制改革への実現期待が一段と強まったことが好感された。しかし、医薬品セクターに売りが広がり、上げ幅を縮小し小動きとなった。VIX指数は11.23から11.30へ上昇した。
★NY外国為替市場:総じてドル買が強含み
ドル/円は、予想を下回った米9月卸売在庫や9月中古住宅販売成約指数を受けて一旦ドル売りが優勢となった。しかし、『イエレン米FRB議長は次期FRB議長候補争いから外れた』との報道がドル買いを誘ったほか、ユーロ/ドル中心にドル買い圧力が高まった影響を受けた。ユーロ/円の急落に押し戻される場面もあったが下値は限定的だった。『米下院は米上院の予算案を受け入れる』と伝わったほか、米長期金利が上昇幅を拡大したことで引けにかけてドルは強含んだ。ユーロ/ドルは、ECB定例理事会で、来年9月まで延長する債券買い入れ月額600億ユーロから300億ユーロに減額することを決定した。市場予想通りとなったが、緩和的な環境が続くとの見方からユーロが全面安となった。
★NY原油先物市場は反発:需給改善期待から買い優勢
サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子がOPECによる2018年3月以降の減産継続への支持を表明したと伝えられ、需給関係改善への期待で買いが優勢となり、一時52.72ドルと9月28日以来の高値を付けた。。米税制改革への期待が高まっていることも支援材料となった。
★NY金・銀先物市場は下落:リスク選好の動きに売り優勢
一時1281.10ドルまで買われたが、米国株高、米長期金利上昇、主要通貨に対してドルが強含んだことが意識され安全資産とされる金の売り材料となった。また、米税制改革実現への期待が高まっていることも金先物市場の反発を抑制する一因となった。
★米国債券市場は続落:次期FRB議長候補と米予算案報道を嫌気した売り
米国債券市場で長期ゾーンは続落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.03%高い(価格は下落)2.46%で終了した。『イエレンFRB議長は次期FRB議長候補争いから外れた』『米下院は米上院の予算案を受け入れる』などの報道が債券売り材料となった。また、米7年債入札の結果が『低調だった』と受け止められたことも債券売りを後押しした。
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