★米国株式市場は上昇:米好決算と税制改革期待で買い優勢
NYダウは167.80ドル高の23441.76、ナスダックは11.60ポイント高の6598.43で取引を終了した。好決算を発表した3Mやキャタピラーなど主要企業決算が堅調な内容となり、買いが先行した。10月マークイット製造業PMIが予想を上振れたほか、税制改革への期待から堅調推移となったほか、米長期金利が上昇したことで金融株も買われた。VIX指数は11.07から11.16へ上昇した。
★NY外国為替市場:ドル/円の114円台の上値の重さを意識
ドル/円は、良好な米国の企業決算や税制改革期待にリスク選好の円売り、米長期金利上昇に伴うドル買いが加速した。ただ、前日高値の114.10円が目先の上値目処として意識されると次第に伸び悩んだ。その後、米国の税制改革案の成立が難航するとの見方が浮上し反落した。ただ、直後に共和党保守派の間で次期FRB議長候補としてタカ派として知られるテイラー氏が有力であることが確認されると底堅い展開となった。ユーロ/ドルは、ユーロクロスの上昇につれて1.1777ドルまで上げたが、前日高値の1.17774ドルに上値を抑えられるなど、しばらく1.1760ドルを挟んだ神経質な動きが続いた。米税制改革絡みの報道にドル売りで反応すると1.1793ドルまで強含んだが、拳手投票でのテイラー氏勝利が報じられると1.1750ドル台まで伸び悩むなど売買が交錯した。
★NY原油先物市場は続伸:需給関係の改善期待
25日に発表される在庫統計で米国の原油在庫の減少が予想されていることや、OPECは協調減産の延長を検討していることが材料視された。OPECは減産を順守しており、需給関係の改善に対する市場の期待は高まっていることから、原油価格は当面堅調に推移するとの見方が広がっている。また、中東の地政学リスクへの警戒感も買い材料となっている。
★NY金・銀先物市場は下落:米長期金利上昇と株高を嫌気
NY金は、一時1285.30ドルまで買われたが、世界的な景気回復への期待から米国株が堅調に推移すると、利食い売りが優勢となった。また、米税制改革実現への期待は持続していることや、米長期金利の反発も金の上昇を抑制する要因となった。
★米国債券市場は反落:安全資産としての債券需要後退
米国債券市場で長期ゾーンは反落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.06%高い(価格は下落)2.42%で終了した。米国株高を背景とした安全資産としての債券需要が後退した。また、『米共和党議員拳手投票でテイラー氏が勝利したようだった』との報道も債券売りにつながった。
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