★米国株式市場は下落:利益確定売り広がり下落
NYダウは54.67ドル安の23273.96、ナスダックは42.23ポイント安の6586.83で取引を終了した。米主要決算や税制改革への期待感から一時40ドル近く上げた。しかし、連日で過去最高値を更新していただけに利益確定売りが広がり、マイナス圏に沈んだ。投資判断や目標株価の引き下げが相次いだGEの下げがきつかった。VIX指数は9.97から11.07へ上昇した。
★NY外国為替市場:米長期金利低下でドル売り優勢に
ドル/円は、日経先物が100円高から下げに転じたほか、米長期金利の低下を背景に上値が切り下がる展開となった。米長期金利低下が一服するといったん下げ止まったが、日経先物やNYダウが引けにかけて下げ幅を広げたことでリスク回避目的のドル売りが強まった。日本の衆院選での与党圧勝を受けた日米金利差拡大観測に伴う円売りが一段落した。ユーロ/ドルは、全般ユーロ安の流れとなり1.1733ドルまで小幅に下落したが、一目均衡表の雲の下限の1.1731ドルが下値目処として意識されると反発した。米長期金利のの低下も支えに1.1725ドルまで失速した。引けにかけてドルが売り込まれると1.1750ドル台まで回復した。
★NY原油先物市場は小幅高:需給の改善を好感
前週末に米石油サービス会社ベーカー・ヒューズが発表した米国の稼働リグ数が減少したことで買いが入りやすかった。また、OPECの減産合意順守が9月に過去最高水準となったことが意識された。さらに、原油供給についての過度の懸念は後退したが、地政学リスク増大に対する警戒感は消えていいなことも支援材料となった。しかし、『イラクからの輸出が増える』との報道もあり、上値は限られた。
★NY金は上昇・銀先物市場は下落:米長期金利低下・米国株安で買い優勢
NY金先物は一時1273.60ドルまで下げたが、主要通貨に対するドル高がやや一服したことや、米国株の伸び悩みを意識した買い戻しが入った。米税制改革実現への期待は持続しているものの、短期筋などの金売りは一服した。さらに、米長期金利が低下したことが下支えとなった。
★米国債券市場は反発:ポジション調整の買い戻し
米国債券市場で長期ゾーンは反発(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前週末比0.02%低い(価格は上昇)2.36%で終了した。FRB議長人事が週内にも決まる可能性があるなか、先週末の下落に対する買い戻しが強まった。
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