★米国株式市場は下落:祝日・主要経済発表なく終日閑散相場
NYダウは12.60ドル安の22761.07、ナスダックは10.45ポイント安の6579.73で取引を終了した。コロンブスデー祝日で主要経済指標などの発表も無く、終日閑散取引となった。経営幹部の大規模交代を発表したGEが大きく値を下げたほか、GSなど金融株の下落も指数の重しとなった。ただ、米政権の財政改革への期待が引き続き相場を支えたほか、11日から本格化する7-9月期決算内容を見極めたいとの思惑もあり下値も限定的だった。VIX指数は9.65から10.33へ上昇した。
★NY外国為替市場:ドル/円は手掛かり材料に乏しく小動き
ドル/円は、米国がコロンブスデーの祝日で債券市場が休場だったうえ、NYダウも前週末終値を挟んでのもみ合いとなるなど全般手掛かり材料に乏しく、112.70円前後での値動きが続いた。ただ、『10日は北朝鮮の朝鮮労働党創建72年のため、朝方に北朝鮮がミサイルを発射するのでは』との思惑から一時112.50円前後まで下押ししたが、下値は限定的だった。ユーロ/ドルは、ユーロクロスの上昇やポンド/ドルが買われたことにつれてユーロ高・ドル安が進行した。また、『メイ英首相が内閣改造を示唆した』との報道が先週末に伝わったことを受けてポンド/ドルは値を上げた。
★NY原油先物市場は反発:減産継続との見方を好感
一部報道で、OPECのバルキンド事務局長は2018年も当面は減産を続ける可能性があることを示唆したことが買い材料となった。需給改善への期待が再び高まり、短期筋などの買い戻しが入った。ただ、市場では主要産油国による大幅な生産調整に対する懐疑的な見方は残されており、1バレル=50ドル台では戻り売りの興味が散見されている。
★NY金先物市場は続伸:地政学リスクの高まりから買い優勢
北朝鮮情勢の地政学リスク増大に対する警戒感が高まっていることから、安全資産とされる金に買いが入った。9日は米国債券市場が休場のため、売買はやや動意薄となった。しかし、北朝鮮による新たな弾道弾ミサイル発射が警戒されたことや、トルコと米国との間でビザ発給業務が相互に停止されたことが材料視された。
★米国債券市場は休場
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|
« 1月 | ||||||
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||
6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 |
27 | 28 | 29 | 30 | 31 |