★米国株式市場は上昇:良好な経済指標結果と税制改革への期待
NYダウは113.75ドル高の22775.39、ナスダックは50.73ポイント高の6585.36で取引を終了した。週間新規失業保険申請件数が予想より減少したことで、ハリケーン被害に対する警戒感が後退したほか、堅調な8月製造業受注や、貿易赤字の縮小を好感され買いが先行した。また、下院で18年度の予算案が可決されると税制改革案に関する審議が進むとの期待から上げ幅をやや拡大し、終日堅調推移となった。ただ、6日に発表される米9月雇用統計を見極めたいとの思惑から上値は限られた。主要株価指数は過去最高値を更新した。VIX指数は9.63から9.19へ低下した。
★東京外国為替市場:NY時間で総じてドル買いの展開
ドル/円は、欧州時間までの流れを引き継いで下押ししたが、売り一巡後は強い経済指標の発表が相次いだこともあって下げ渋る展開になった。ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁やウィリアム米サンフランシスコ連銀総裁などからタカ派的な発言が聞かれるなか、米長期金利の上昇を背景に徐々にドル買い戻しが強まった。ユーロ/ドルは、米長期金利の上昇を受けた売りに押され、一時1.1699ドルまで値を下げた。ただ、3日安値の1.1696ドルが意識されると売りも一服した。
★NY原油先物市場は反発:協調減産の持続期待で買い優勢
ロシアとサウジアラビア首脳会談を受けて、ロシアがOPECとの協調減産の持続に前向きと受け止められ買い材料となった。原油需要の大幅な増加は期待できないものの、主要産油国が生産調整を進めることによって原油の供給過剰はある程度解消されるとの期待が広がり、短期筋などの買いが入った。
★NY金は反落・銀先物市場は反発:良好な米経済指標とタカ派要人発言を嫌気
NY金は、良好な米経済指標を受け、年内の追加利上げ観測が強まったことや、米FRBメンバーによるタカ派的な発言を嫌気して、金市場から資金が流出しやすくなるとの見方が広がり売りが出た。
★米国債券市場は下落:税制改革案の進展を嫌気
米国債券市場で長期ゾーンは下落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.03%高い(価格は下落)2.35%で終了した。米下院が2018年度予算を可決したことを受け、税制改革などの実現に向けて事態が進んでいるとの観測が債券売りにつながった。
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