★米国株式市場は上昇:金融株の買いがけん引
NYダウは40.49ドル高の22381.20、ナスダックは0.19ポイント高の6453.45で取引を終了した。米長期金利が高止まりしている影響から利ざや拡大期待で金融株への買いが続いたものの、税制改革案への期待で上昇した反動による利益確定売りも出たため、上昇の勢いは限られた。4-6月期GDP確定値が市場予想を上振れしたほか、週間新規失業保険申請件数が概ね市場予想に一致したものの、相場への影響は限られた。VIX指数は9.87から9.55へ低下した。
★NY外国為替市場:米長期金利低下でドルが総じて売られる展開
ドル/円は、日経先物が下落したことをながめ、リスク回避的なドル売りが先行した。また、対欧州通貨でドル安が進んだ影響を受けたほか、米長期金利が低下に転じたことも相場の重しとなり、徐々に下げ幅を拡大した。米4-6月期GDP確定値が市場予想より強い結果となったことで下げ渋る場面もあったが戻りは鈍かった。ユーロ/ドルは、対欧州通貨でドル安が進んだ影響を受けたほか、一部ユーロクロスの上昇につれた買いが入り、昨日高値1.179ドルを上抜けて一時1.803ドルまで上昇した。1.18ドル台では戻り売りも観測されるなど上値の重さも目立ったが、総じて底堅く推移した。
★NY原油先物市場は反落:材料乏しくポジション調整の動き
売買材料が乏しいなかポジション調整的な売買が主体となった。原油在庫のさらなる減少は期待されているものの、OPEC加盟国とロシアなどの非加盟国による協調減産の大幅な延長に対する懐疑的な見方は残されおり、原油先物は伸び悩んだ。また、目先的な需要増大につながる材料が少ないことも嫌気された。
★NY金・銀先物市場は小反発:金利上昇・ドル高一服で買い戻し
NY金先物市場は、米長期金利が伸び悩んだことや、ユーロ安・ドル高が一服したことが買い材料となった。米税制改革に対する懐疑的な見方は消えていないことから、一部で安全逃避的な金買いも観測された。この日発表された米雇用関連指標がやや悪化したことも買い材料となった。売り一巡後は買い戻しが優勢となり上げに転じた。
★米国債券市場は横ばい:米入札好調や持高調整目的の買い戻し
米国債券市場で長期ゾーンは横ばいとなった。米10年物国債利回りは前日と同じ2.31%で終了した。前日に公表された米税制改革案を受けた売りが先行したものの、次第に持高調整目的の買いが入った。また、米7年債入札が『好調だった』と受け止められたことも買い材料となった。
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