★米国株式市場は上昇:米長期金利上昇を好感
NYダウは39.45ドル高の22370.80、ナスダックは6.68ポイント高の6461.32で取引を終了した。買いが先行したものの、明日に米FOMCの結果公表を控えて様子見気分が強く上値の重い展開となった。しかし、米長期金利の上昇で金融セクターが選好され、連日で過去最高値を更新した。VIX指数は10.15から10.18とわずかに上昇した。
★NY外国為替市場:ドルは方向性の乏しい展開
ドル/円は、日経先物の下落が重しとなったほか、トランプ米大統領が国連での演説で、『米国は軍事行動をとる用意や意志、能力がある』などと発言したことを嫌気され、111.20円前後まで失速した。その後は、米長期金利が上昇に転じると買い戻され展開になった。『米共和党は暫定的な税制改革案で合意した』との報道も買いを誘い、111.83円まで持ち直した。ただ、アジア時間につけた高値111.88円がレジスタンスとして意識されると、全般ドル安が進み111.40円台まで値を下げた。ユーロ/ドルは、『ECB政策委員会はQE終了日程の設定で意見が分かれている』と報じられると一時1.1955ドルまで下押ししたが、総じて1.1980ドルを挟んだ神経質な値動きが続いた。一時ドル売りが強まると、1.2006ドルまで持ち直した。
★NY原油先物市場は反落:イベント前の持高調整売り
時間外取引で50.42ドルまで上昇する場面があったが、50ドル台では利食いが観測され、伸び悩む展開となった。20日発表予定の週間在庫統計で原油在庫の増加が予想されていることや、米長期金利の上昇が嫌気された。また、金融イベントを前に持ち高調整目的の売りも出た。
★NY金は続落・銀先物市場は反発:欧米株高を嫌気した売り
引き続き欧米株高や米長期金利の上昇が嫌気された。年内追加利上げ観測は消えていないことや、米FRBがバランスシート縮小を9月か10月中に開始する可能性が高いと見られることも安全資産としての金の需要が後退した。
★米国債券市場は続落:米輸入物価予想を上回る結果を嫌気
米国債券市場で長期ゾーンは続落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.01%高い(価格は下落)2.24%で終了した。米8月輸入物価指数が予想を上回ったことなどを手掛かりに債券売りが進んだ。しかし、米FOMCの結果公表を控えており、下値も限られた。
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