★米国株式市場は上昇:リスク選好の動きで史上高値を更新
NYダウは61.49ドル高の22118.86、ナスダックは22.02ポイント高の6454.28で取引を終了した。北朝鮮やハリケーン被害への警戒感が後退したほか、アジア・欧州株が概ね全面高となり、米国株もつれ高となった。また、米7月JOLT求人件数が過去最高となったほか、米長期金利の上昇で金融株が選好され、終日堅調推移となった。VIX指数は10.73から10.58へ低下した。
★NY外国為替市場:米長期金利上昇で総じてドル買い優勢
ドル/円は、米長期金利の上昇拡大がドル買いを誘ったほか、NYダウや日経先物の上昇も支えに110円台を回復した。また、ユーロ/円やポンド/円などクロス円の上昇につれた面もあり、110.20円台まで上値を伸ばした。ユーロ/ドルは、米長期金利の上昇を背景にユーロ売りが強まり一時1.1926ドルまで弱含んだ。その後、ユーロクロスが上昇すると1.1973ドルまで持ち直したが、次第に方向感のない展開となった。
★NY原油先物市場は続伸:原油減産延長の思惑で買い優勢
2018年3月末が現行の減産合意期限となっているが、OPECは減産期間を3ヵ月超延期することで協議していることが材料視された。市場では6カ月程度の期間延長で合意されるとの見方も浮上している。しかし、大型ハリケーン『ハービー』と『イルマ』の影響で9月まで石油需要は減少するとの見方が多いことから、やや上げ渋る展開となった。
★NY金・銀先物市場は続落:リスク選好の動きから売り優勢
米7月JOLT求人件数が市場予想を上回る617万件に達したことや、米長期金利の上昇が嫌気された。北朝鮮の挑発行動に対する警戒感は消えていないが、リスク選好の動きから、短期筋などの売りが優勢となった。しかし、地政学リスクや米政治不安が再浮上する可能性も残っていることから、安全逃避の金需要が大幅に後退する可能性は低い。
★米国債券市場は続落:安全資産としての需要後退
米国債券市場で長期ゾーンは続落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.03%高い(価格は下落)2.16%で終了した。北朝鮮やハリケーン被害への警戒感が後退したことで、安全資産としての債券需要が後退した。また、米国株価の上昇も重しとなった。米10年債入札の結果が『低調だった』と受け止められたことも売り材料となった。
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