FITS エコノミックレポート

朝の市場コメント!

米国株式市場は上昇:ハイテク株に値ごろ感の買い

NYダウは196.14ドル高の21899.89、ナスダックは84.35ポイント高の6297.48で取引を終了した。米政権に対する先行き不透明感や北朝鮮情勢の緊迫化による株価下落が一服し、ハイテク株などに値頃感からの買いが入った。また、トランプ政権の税制改革に関する協議で大幅な進展がみられたとの報道が好感され、上げ幅は一時200ドルを超えた。VIX指数は13.19から11.35へ低下した。

 

東京外国為替市場:米長期金利上昇で全般ドル買い優勢

ドル/円は、予想を下回った米国の住宅価格指数に失望したドル売りが加速したのち、8月リッチモンド連銀製造業指数が予想を上回ると、米長期金利の上昇を受けて全般にドル買いが進んだ。また、トランプ政権による税制改革の年内実施期待が再燃し、ドル買い・円売りに拍車がかかり、一時109.65円まで値を上げた。ユーロ/ドルは、低調なドイツの指標を嫌ったユーロ売りが強まった。ただ、前日安値の1.7313ドル手前で下値の堅さを確認すると買い戻しが入る場面もあった。しかし、米長期金利が上昇したことから戻りは鈍かった。

 

NY原油先物市場は反発:需給の緩み解消観測から買い優勢

米原油在庫の減少はしばらく続くとの見方が広がり、買い戻しが入った。市場では23日に米エネルギー省が発表する原油在庫は8週連続で在庫縮小が予想されているほか、ガソリン在庫の減少も予想されている。そのため、需給改善を意識した買いが入りやすい状況となっている。また、リビア最大油田が操業を停止したと伝わると、需給の緩みが解消に向かうとの思惑を誘った。

 

NY金・銀先物市場は反落:リスク選好の動きから売り優勢

NY金先物市場は、1287.00ドルから1298.10ドルのレンジで推移した。米政権に対する先行き不透明感や北朝鮮情勢の緊迫化による株価下落が一服し、リスク選好の米国株高となったことで売りが優勢となった。金は1300ドルを手前で利益確定売りに押された。

 

米国債券市場は反落:リスク選好の動きから売りが優勢

米国債券市場で長期ゾーンは反落(利回りは上昇)した。米10年物国債り回るは、前日比0.03%高い(価格は下落)2.21%で終了した。リスク選好の米国株高となり、安全資産としての債券需要が後退した。

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