★米国株式市場は上昇:底堅さを確認するとじわりと買い優勢に
NYダウは75.12ドル高の25316.53、ナスダックは10.44ポイント高の7645.51で取引は終了した。小安く始まったものの、下値の堅さを確認すると次第に下げ幅を縮小した。割安感に着目した買いが生活必需品などに入り、指数を押し上げた。ただ、米朝首脳会談や米FOMC結果を見極めたいとの思惑から、上値の重い展開となった。VIX指数は12.13から12.18へわずかに上昇した。
★NY外国為替市場:G7首脳会議の結果待ちで引けにかけては様子見
ドル/円は、欧州時間からの流れを引き継いで、一時109.20円近辺まで下落したが、その後は株価の買戻しや米長期金利が上昇に転じたことなどを支えに109.60円付近まで反発した。引けにかけてはG7首脳会議の結果を見極めたいとの思惑から様子見ムードが広がる中、109円台半ばでのもみ合いとなった。ユーロ/ドルは、一時1.1727ドルまで値を下げたが、その後はユーロ/円が買い戻された影響もあって下げ渋り、週末を前に持ち高調整の動きも進み、1.1770ドル台まで下値を切り上げた。
★NY原油先物市場は小幅安:中国の原油輸入減少などが嫌気され売り優勢
NY原油先物市場は一時65.15ドルまで下落した。中国の5月原油輸入減少の報道が嫌気された。ただ、ベネズエラの供給懸念やOPEC加盟国やロシアによる原油増産の有無を見極める必要がるとの見方は残されていることから、短期筋のポジション調整的な売買が主体となった。米ベーカー・ヒューズ社が発表した米国内の石油掘削装置(リグ)稼動数が前週比1基増の862基となったことが分かると売りが優勢となった。
★NY金・銀先物市場は下落:翌週のイベント控えポジション調整売買
NY金先物市場は一時1296.00ドルまで売られる場面があった。翌週(11-15日週)に重要イベントがいくつか予定されていることから、ポジション調整に絡んだ売買が主体となった。米長期金利が下げ渋ったことも反発を抑える一因となった。
★米国債券市場は反落:週末を控えて持ち高調整の売り
米国債券市場で長期ゾーンは反落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.02%高い(価格は下落)2.94%で終了した。米国株が持ち直して上昇したほか、週末を控えた持ち高調整売りも出た。
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