★米国株式市場は下落:北朝鮮情勢の緊迫を嫌気
NYダウは33.08ドル安の22085.34、ナスダックは13.31ポイント安の6370.46で取引を終了した。小幅下落して寄り付いたものの、主要小売決算が好感されたほか、ハイテク大手を中心に上昇する展開となった。しかし、連日で史上最高値を更新していただけに利益確定売りに押された。北朝鮮情勢の緊迫が警戒された面もあり、引けにかけて下落に転じた。VIX指数は9.93から10.96へ上昇した。
★NY外国為替市場:円高・ドル安・ユーロ安進む
ドル/円は米6月JOLTが市場予想を上回り過去最高に達したため、年内の追加利上げ観測が強まり米長期金利の上昇にともないドル買いが加速した。その後、『北朝鮮はミサイルに搭載可能な小型核弾頭を開発した』との報道や、米3年債の良好入札結果を受けて、米長期金利が伸び悩んだんこともドル売りを強めた。ユーロ/ドルは、良好な米雇用指標を受けて全般ドル高が加速した流れに沿った。一時ストップロスを巻き込み、1.1715ドルまで急落した。その後、ドル/円の失速や米長期金利の上昇縮小を横目に1.1769ドルまでショートカバーが進んだ。
★NY原油先物市場は続落:持高調整の売りが優勢に
ドライブシーズンで需要増が見込める夏季を過ぎると在庫増加の可能性が高まるとの見方が広がり、上値は重くなった。また、OPECと非加盟国の主要産油国が前日から続けている専門家会合の結果を控えて持高調整目的の売りがやや優勢となった。市場では、『OPECが需要減を迎える時期にさらなる減産で対応しない場合、供給超過の状態を解消することは難しくなる』との指摘もあった。
★NY金は続落・銀先物市場は反発:米求人増加や米長期金利上昇を嫌気
NY金先物市場は、米求人件数の増加や米長期金利の上昇を嫌気して安全資産としての買いが後退した。また、外国為替市場でユーロ安・ドル高となったことも嫌気された。ただ、10-11日に米インフレ関連の経済指標が発表されるが、インフレ鈍化を示唆する結果となった場合、金の買い戻す可能性があることから、様子見ムードが広がった。
★米国債券市場は反落:地政学リスクの高まりで買い戻しも
米国債券市場で長期ゾーンは反落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.01%高い(価格は下落)2.26%で終了した。米求人圏すが開始以来最高となったことで債券売りが先行した。ただ、米3年債入札結果が『好調さった』と受け止められると買い戻された。北朝鮮情勢への警戒感が高まったことも買い戻しにつながった。
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