★米国株式市場は上昇:好業績銘柄やハイテク株中心に買い優勢
NYダウは25.61ドル高の22118.42、ナスダックは32.21ポイント高の6383.77で取引を終了した。好業績銘柄が物色され買いが先行した。しかし、NYダウが連日最高値を更新するなかで朝方は利益確定の動きが広がった。また、主要経済指標の発表に乏しく上値の重い展開となった。しかし、ブラード米セントルイス連銀総裁が政策金利の現行維持を支持したほか、カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁がバランスシート縮小は金融市場の混乱なく完了するとの見通しを示したことが好感され、ハイテク株を中心に緩やかに上昇した。VIX指数は10.03から9.93へ低下した。
★NY外国為替市場:市場参加者減少と材料難で小幅な値動き
ドル/円は、一時111.00円手前まで上げたが、上値の重さを確認すると伸び悩んだ。米長期金利も低下に転じたことで110.70円付近まで値を下げた。しかし、手掛かり材料に乏しく110.75円前後で次第に方向感を欠いた。ユーロ/ドルは、夏季休暇に入っている市場参加者が多く流動性が低下するなか、新規の取引材料も伝わらず1.1790ドル前後で値動きが細った。また、ドイツの鉱工業生産が年初来で初めてマイナスに落ち込み、ECBの早期の緩和策縮小観測を受けたユーロ買いが後退した。
★NY原油先物市場は下落:ポジション調整の取引が主流
主要産油国による減産体制が維持されているかどうかを見極める必要があるとの見方が浮上し、ポジション調整的な売買が主流となった。主要産油国がさらなる減産を実施する可能性はあるものの、減産合意が順守されなければ、供給超過の解消される可能性は極めて低いとみられている。さらにリビアの原油生産が回復したことで、需給の緩みへの警戒感が強まった。
★NY金・銀先物市場は続落:新規材料難からもみ合い相場
NY金先物市場は1255.30ドルから1259.10ドルのレンジで推移した。セントルイス連銀総裁が政策金利の現行維持を支持したほか、ミネアポリス連銀総裁がバランスシート縮小は金融市場の混乱なく完了するとの見通しを示したことで、積極的な売買は手控えられた。新規材料難から様子見ムードが広がり、前週末終値付近でのもみ合いが続いた。
★米国債券市場は反発:市場参加者少なく方向感のない展開
米国債券市場で長期ゾーンは反発(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前週末比0.01%低い(価格は上昇)2.25%で終了した。前週末の下落に対する買い戻しが散見されたが、夏季休暇に入っている市場参加者も多く総じて方向感の展開となった。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|
« 1月 | ||||||
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||
6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 |
27 | 28 | 29 | 30 | 31 |