★米国株式市場は上昇:良好な米7月雇用統計を受けて買い先行
NYダウは66.71ドル高の22092.81、ナスダックは11.22ポイント高の6351.56で取引を終了した。良好な米7月雇用統計を受けて買いが先行した。また、貿易赤字の縮小や米長期金利の上昇なども好感された。買い一巡後は下げに転じる場面もあったが、引けにかけて底堅く推移した。ハイテク株にも買いが広がり、堅調推移となった。VIX指数は10.44から10.04へ低下した。
★NY外国為替市場:米7月雇用統計を受けドル全面高
ドル/円は、米7月雇用統計のポジティブサプライズを受けて、年内の追加利上げ観測が高まり、米長期金利が急上昇となったことでドル買いに拍車がかかった。コーン米国家経済会議(NEC)委員長が『可能な限り法人税を引き下げる』『企業が対外資産引き揚げを行いやすいように税制改革を』と発言したこともドル買いを後押し一時111.05円まで強含んだ。ただ、111円台で上値の重さを確認すると、特段ドル売り材料は出なかったが上値が重くなった。ユーロ/ドルは、良好な米雇用統計やコーンNEC委員長の発言を受けて全般ドル買いが優勢となり、ストップロスを継続的に巻き込み、1.1728ドルまで下げた。ただ、引けにかけては持ち高調整の買い戻しが次第に強まり切り返した。
★NY原油先物市場は反発:良好な米雇用統計とリグ稼働数減少を好感
良好な米7月雇用統計を受けて、米国内の原油需要は増大するとの見方が広がったことが買い材料となった。また、主要産油国がさらなる減産を実施する可能性がることも原油相場を下支えした。石油サービス会社ベーカー・ヒューズ社が公表した米国内の石油掘削設備(リグ)稼働数は前週から1基減少となり765基となった。リグ稼働数の減少は買い材料とななった。なお、OPECの加盟国と非加盟国の産油国が7-8日に会合を開く予定となっている。
★NY金・銀先物市場は続落:米長期金利の上昇と米国株高を嫌気
NY金先物市場は、1253.90ドルから1269.60ドルのレンジで推移した。良好な米7月雇用統計を受けて、米長期金利の上昇にともなってドルが主要通貨に対して強含んだことから売りが優勢となった。
★米国債券市場は反落:米量的金融緩和縮小観測強まり売り優勢
米国債券市場で長期ゾーンは反落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.04%高い(価格は下落)2.26%で終了した。良好な7月雇用統計を受けて、米量的緩和縮小が順調に進むとの見方から債券売りが加速した。ただ、売り一巡後は反動が出て買い戻しも入った。
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