★米国株式市場はまちまち:好決算を銘柄が上昇をけん引
NYダウは85.54ドル高の21796.55、ナスダックは40.56ポイント安の6382.19で取引を終了した。ナスダック総合株価指数が急落したことにつれて一時下げに転じる場面があったが、引けにかけて急速に買い戻しが入った。好決算を発表したベライゾンやP&Gが買われたほか、前日に続きボーイングの上昇が相場を支えた。NYダウは連日で過去最高値を更新した。VIX指数は9.60から10.11へ上昇した。
★NY外国為替市場:米財務長官の議会証言でドル失速
ドル/円は、予想を上回った米6月耐久財受注速報値を受けて、4-6月期GDPの成長加速期待が強まり一時ドル買いに拍車がかかった。その後、ムニューシン米財務長官が下院金融政策委員会の公聴会で、為替操作国への対応で、相殺する介入も手段の一つとなる可能性を示唆したため、ドル売り・円買いが加速した。米共和党と政府が税制改革案において、国境税を含まないことを発表すると、ドル売りにさらに拍車がかかった。ユーロ/ドルは、米長期金利の上昇をきっかけとしたドル高の流れを受けて売られる展開となり、一時1.1650ドルまで値を下げた。ただ、ドル/円が失速すると売りは一服した。
★NY原油先物市場は続伸:需給改善期待から買い優勢
サウジアラビアを含めた主要産油国は追加削減に動く可能性があることが買い材料となった。市場では、サウジアラビアの呼びかけに応じてアラブ首長国連邦、クウェートも追加削減に応じる姿勢を見せており、需給関係の改善が期待できることから、短期筋などの買い戻しが広がった。また、米エネルギー情報局(EIA)が26日に発表した週間統計で原油在庫が今年1月上旬以来の水準まで減少していることも引き続き買い材料となった。
★NY金・銀先物市場は反発:ドル弱含みで買い優勢
NY金先物市場は、1253.90ドルから1265.00ドルのレンジで推移した。午後にかけて米ハイテク株への売りが広がりナスダックは下落に転じた。また、米財務長官の議会証言を受けて、ドルが主要通貨に対して売られたことから、金は割安感から買いが優勢となった。一時1265.0ドルと6月23日以来の高値を付けた。
★米国債券市場は反落:大規模社債の発行を嫌気した売り
米国債券市場で長期ゾーンは反落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.03%高い(価格は下落)2.31%で終了した。米通信大手のAT&Tが大規模な社債を発行したと伝わると、ヘッジ目的の債券売りが優勢となった。
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