FITS エコノミックレポート

朝の市場コメント!

米国株式市場はまちまち:米イベント控え様子見ムード

NYダウは66.90ドル安の21513.17、ナスダックは23.05ポイント高の6410.81で取引を終了した。朝方はJ&J、ゴールドマンサックス、ホームデポが個別要因で大きく下落し、指数の重しとなった。NYダウやS&P500は引けにかけて下げ幅を縮小したものの、国際通貨基金(IFM)が米英の経済成長見通しを下方修正したほか、26日FOMCの発表を見極めたいとの思惑から積極的な取引は手控えられた。ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、今週予定されている大型株の決算への期待感から買いが広がり、過去最高値を更新した。VIX指数は9.36から9.43へやや上昇した。

 

NY外国為替市場:米長期金利上昇でドル強含み

ドル/円は、欧州時間に110.62円まで下落したものの、NY時間では米長期金利が上昇に転じたことを支えに買い戻しが優勢となった。また、クロス円が上昇したことにつれた面もあり、アジア時間の高値を上抜けて111.32円まで買い上げられた。ただ、米長期金利の上昇が一服すると引けにかけては伸び悩んだ。ユーロ/ドルは、米長期金利の上昇やユーロクロスの下落が重しとなり、一時1.1626ドルまで下落した。ただ、前週末安値の1.1619ドルが目先のサポートとして意識され下げ渋った。

 

NY原油先物市場は反発:需給改善期待が高まり買い優勢

OPEC加盟国と非加盟の主要産油国は24日、減産合意の適用対象外だったナイジェリアの産油量に上限を設けることで合意し、一部の産油国に対し減産合意の一段と厳格な順守を求めたことが買い要因となった。また、米国のシェール生産業者が生産を抑制しているとの見方が広がったことも材料視された。ナイジェリアが、現在の日量180万バレルから増加させないことや将来に減産を行うことで合意したことで、需給改善期待が高まり買いが広がった。

 

NY金・銀先物市場は反落:FOMCを控えて様子見ムード

NY金先物市場は、1252.00ドルから1259.00ドルのレンジで推移した。26日のFOMCの発表を控えて、結果を見極めたいとの思惑から積極的な取引が手控えられ、方向感のない上値の重い展開となった。

 

米国債券市場は反落:ポジション調整の売り優勢

米国債券市場で長期ゾーンは反落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.02%高い(価格は下落)2.25%で終了した。FOMCを控えて持ち高調整の売りに押された。

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