★米国株式市場は下落:原油安・金利低下で利益確定売り優勢
NYダウは31.71ドル安の21580.07、ナスダックは2.25ポイント安の6387.75で取引を終了した。冴えない決算を嫌気してGEが下落したほか、米長期金利の低下でゴールドマン・サックスなど金融株が売られたことが相場の重しとなった。また、重要経済指標の発表がないなか、原油価格の下落も売り材料となった。前日まで上昇したS&P500指数やナスダック総合指数に利益確定の売りが広がった。VIX指数は9.58から9.36へ低下した。
★NY外国為替市場:主要通貨に対して総じてドル弱含み
ドル/円は、欧州時間からのドル売りが継続した。独DAXが2%超し、日経先物が130円下げたことでリスク回避の動きた強まったうえ、米長期金利の低下も嫌気された。また、ロシア絡みの問題が深刻化するなか、リーガルチームやプレスチームが一新されるなど混乱が続き、トランプ政権が掲げている経済政策の実施が遅れるとの懸念もドル売りを誘った。ユーロ/ドルは、ドル/円の下落や米長期金利の低下を背景にユーロ買いが強まり、一時1.1682ドルと2015年8月24日以来の高値を付けた。
★NY原油先物市場は反落:OPECの生産量増を嫌気した売り
7月のOPECの生産量は今年最大となる可能性があるとの見方から、売りが優勢となった。米国、リビア、ナイジェリアの生産量は抑制されていないとの懸念や、エクアドルは歳入を増やすために年末までに原油の生産量を引き上げるとの見方があることも相場の重しとなった。原油需要の大幅な増加は当面期待できないことから、市場では供給超過の状態がすみやかに解消されるとことは難しくなったとの見方が広がっている。米石油サービス会社ベーカー・ヒューズが発表した国内石油掘削設備(リグ)稼働数は前週比1基減の764基となった。
★NY金・銀先物市場は続伸:トランプ政権に対する先行き不安が再燃
NY金先物市場は、1242.80ドルから1255.90ドルのレンジで推移した。米大統領報道官の辞任を受けてトランプ政権に対する懸念が再燃した。また、主要通貨に対してドルが総じて弱含んだんことで金は底堅い展開で推移した。
★米国債券市場は続伸:欧州債につれた買い優勢
米国債券市場で長期ゾーンは続伸(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前日比0.03%低い(価格は上昇)2.23%で終了した。欧州長期債が買われたことで米国債もつれて買われた。今後の米利上げペースが一段と緩やかになるとの見方も引き続き支えとなった。
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