★米国株式市場まちまち:ハイテク株が売られ上値重い
NYダウは14.79ドル高の21409.55、ナスダックは18.10ポイント安の6247.15で取引を終了した。欧州市場と同様に、イタリアの銀行救済を受けて金融セクターが概ね底堅い動きとなった。朝方、一時的に連銀の金融正常化プロセスのペースが鈍化するとの見方で買われる場面もあったが、主力ハイテク株が売られたことで上値のが切り下がり、一時マイナス圏に沈んだ。VIX指数は10.02から9.90へ低下した。
★NY外国為替市場:まとまったドル買いで強含む
ドル/円は、米5月耐久財受注が予想を下回ったことがわかると、ドルは下げ足を速めた。その後、NYダウが110ドル超高から下げに転じたものの、再び上昇するなど方向感の定まらない展開となり、111.45円前後で神経質な動きが続いたが、まとまったドル買いが持ち込まれ、20日高値の111.78円を上抜けてストップロスを巻き込み、111.93円まで上げた。ただ、112円台は回復出来なかった。ユーロ/ドルは、予想を下回る米耐久財受注額を手掛かりに1.1171ドルから1.129ドルまで買いが進んだ。ただ、買いが一巡すると伸び悩んだ。また、ドラギECB総裁が『政策金利は成長回復のために低いことが必要』と述べたほか、ドル/円の上昇が重しとなり1.1175ドルまで失速した。
★NY原油先物市場は続伸:ポジション調整の買い優勢
短期筋などがショートポジションの買い戻しが進んだ。メキシコ湾岸の原油生産が天候要因で減り、需給改善につながるとの思惑が浮上したため買いが優勢となった。原油の供給超過状態は段階的に解消されるとの見方は浮上しているが、需給見通しの不透明感は払しょくされていない。
★NY金・銀先物市場は下落:ファットフィンガーとの指摘も
NY金先物市場は、1236.50ドルから1259.00ドルのレンジで推移した。一時1230ドル台まで下げ幅を拡大する場面も見られた。市場では『ファットフィンガー(大台など注文の誤入力)があったのではないか』との指摘もあった。
★米国債券市場は上昇:低調な米経済指標を受け買い優勢
米国債券市場で長期ゾーンは上昇(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.01%低い(価格は上昇)2.13%で終了した。米5月耐久財受注額の低調な結果を受けて安全資産とされる債券買いが優勢となった。ただ、今週に予定されている米国債入札を控えて需給の緩みを警戒した売りに上値が抑えられた。また、28日(日本時間:2:00)のイエレン米FRB議長の講演を前に持ち高調整の売りも見られた。
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