★米国株式市場はまちまち:材料難からもみ合い相場
NYダウは12.74ドル安の21397.29、ナスダックは2.73ポイント高の6236.69で取引を終了した。朝方は前日終値を挟んだ値動きとなっていたが、共和党上院のオバマケア代替法案の詳細が明らかになると、ヘルスケアセクターを中心に上昇した。原油価格が反発したことや、ハイテク大手決算も好感されたが、引けにかけてマイナス圏に沈んだ。VIX指数は10.75から10.48へ低下した。
★NY外国為替市場:ドルは引けにかけて弱含み
ドル/円は、米長期金利の低下に伴い111.07円まで値を下げたが、米長期金利が低下幅を縮めると買いが進んだ。原油先物価格が上げ幅を広げたことや、4月カナダ小売売上高が予想を上回り、カナダドル/円が上値を試す展開となるにつれて111.44円まで持ち直した。ただ、米長期金利が再び低下したほか、NYダウが引けにかけてマイナス圏に沈んだことで111.20円台まで伸び悩んだ。ユーロ/ドルは、しばらく1.1165ドル前後で神経質な動きが続いたが、ユーロクロスが下落すると次第に上値が切り下がり、一時1.1139ドルまで弱含んだ。
★NY原油先物市場は反発:短期筋のポジション調整買い戻し
足もとで相場下落が続いたこともあり、短期筋などのポジション調整的な買い戻しが入った。ただし、供給超過の状態がすみやかに解消されるとの見方は少ない。原油在庫の継続的な減少の可能性は残されているものの、生産量が一段と低下しない限り、45ドル前後でのもみ合い相場が続くとの指摘もある。
★NY金・銀先物市場は上昇:手掛かり材料なから小動き
NY金先物市場は、1246.40ドルから1256.00ドルのレンジで推移した。米国株は高安まちまちと方向性が乏しいなか、為替市場でも小動きが続き、手掛かり材料難となった。そのため、100日線や200日線が位置する1250ドルを挟んだもみ合い相場となった。
★米国債券市場は反発:入札好調の結果受け底堅い展開
米国債券市場で長期ゾーンは反発(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前日比0.02%低い(価格は上昇)2.14%で終了した。前日の終値から小幅に上げた水準で方向感が定まらなかったが、米30年TIPS入札の結果が『好調だった』と受け止められ、やや底堅く推移した。
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