★米国株式市場はまちまち:原油安を嫌気した売り優勢
NYダウは57.11ドル安の21410.03、ナスダックは45.92ポイント高の6233.95で取引を終了した。一部ソフトウェア企業の決算や中国電子商取引大手の強気の見通しが好感され、ハイテクセクターには買いが広がったものの、原油価格の大幅下落を背景にエネルギー関連株などが売られ、上値の重い展開となった。VIX指数は10.86から10.75へ低下した。
★NY外国為替市場:原油価格下落受けて全般ドル安へ
ドル/円は、欧州時間に111.03円まで下げたが、ホールデン英中銀MPC委員が『年後半に金融刺激策の一部解除を支持』との発言しポンド/円が急伸すると、つれる形でドル買い戻しが優勢となった。米5月中古住宅販売件数が予想より強かったことも買いを後押した。ただ、原油価格が一転下落しクロス円が売られたほか、NYダウが70ドル超安となり米長期金利が再び低下したため、ドルは失速した。引けにかけては111.40円台まで持ち直した。ユーロ/ドルは、米長期金利の低下やポンド/ドルの急伸につれて1.1155ドルまで上げたが、ポンド/ドルが伸び悩むと失速した。その後は全般ドル安が進んだことで買い戻しが広がり、1.1169ドルまで強含んだ。
★NY原油先物市場は大幅続落:供給超過懸念根強く売り優勢
EIA週間在庫統計で原油やガソリンがいずれも在庫減となったことに初動は買いで反応し、一時44.20ドルまで上昇した。ただ、世界的な供給超過懸念からその後は一転して売りが優勢となり、昨年8月11日以来の安値となる42.05ドルまで売られた。
★NY金は上昇・銀先物市場は続落:ドル弱含みで買い戻し
NY金先物市場は、1241.70ドルから1248.80ドルのレンジで推移した。下げる場面もあったが、NYダウが下落したほか、ドルインデックス指数が低下した。そのため、ドルが主要通貨に対して弱含んだことで金はしっかりとした推移となった。日足では100日線と200日線近辺でのもみ合い相場が継続した。
★米国債券市場は反落:英国債の売りにつれた売り
米国債券市場で長期ゾーンは反落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.01%高い(価格は下落)2.16%で終了した。ホールデン英中銀MPC委員の発言を受けた英国債の下落につれて売りが先行したが、原油価格が大幅に下落したことで買い戻しが進んだ。
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