★米国株式市場は下落:利益確定売り優勢の展開
NYダウは61.85ドル安の21467.14、ナスダックは50.98ポイント安の6188.03で取引を終了した。供給過剰への懸念などから原油価格が1月の高値から20%を超す下落となっていることが嫌気され、資源関連株中心に売りが先行した。連日の過去最高値を更新しただけに利益確定売りが進んだ。ライアン下院議員が税制改革は年内に完了するとの考えを示したほか、共和党のオバマケア代替法案が来週にも上院で採決される見通しと報じられたものの、相場の押し上げるには至らなかった。VIX指数は10.37から10.86へ上昇した。
★NY外国為替市場:ドルは不安定な値動きに終始
ドル/円は、ムニューシン米財務長官が『超長期債の発行を非常に真剣に検討中』との発言を受け、米長期金利が一時上昇するとややドルは買われたが戻りは限定的となった。原油価格の大幅安を受けてカナダドル/円が売り込まれると、つれる形で111.33円まで下げた。その後、全般ドル買い圧力が強まったほか、市場では『ロンドンフィキシングに向けてドル買いが持ち込まれた』との指摘もあり111.71円まで反発した。その後は米長期金利が低下幅を広げたことで再び下げるなどス安定な動きとなった。ユーロ/ドルは、英利上げ観測の後退を背景にポンド/ドルの軟調地合いが続いたほか、対資源国通貨でドル高が加速した影響から1.111ドルまで下落した。売り一巡後は1.113ドル台まで下げ渋った。
★NY原油先物市場は大幅続落:供給過剰感に対する懸念で売り優勢
一時42.75ドルと昨年11月14日以来の安値まで売られた。リビアとナイジェリアで増産の動きがあることが伝わったほか、米国でも増産が続いていることから、世界的な供給懸念を嫌気した売りが優勢となった。また、欧米株安も嫌気された。米国内の在庫調整が一段落するまでは原油価格の反発は期待できないとの声が聞かれている。
★NY金・銀先物市場は続落:ドル高を嫌気した売り優勢
NY金先物市場は、1242.40ドルから1249.40ドルのレンジで推移した。ドルインデックス指数が上昇するなど、ドルが主要通貨に対して強含みとなったことで、金は売りに押される展開となった。100日線と200日線の攻防が続いている。
★米国債券市場は反発:原油・株価下落を受け買い優勢
米国債券市場で長期ゾーンは反発(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前日比0.04%低い(価格は上昇)2.15%で終了した。原油価格や株価下落を受けた債券買いが優勢となった。カーニー英中銀総裁が、利上げの可能性を否定し、英国債など欧州債券が上昇(利回りは低下)した影響を受けた。
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