★米国株式市場は上昇:ハイテク株と金融株がけん引
NYダウは144.71ドル高の21528.99、ナスダックは87.25ポイント高の6239.01で取引を終了した。トランプ大統領が主要ハイテク企業経営陣と本日懐疑を予定していることもあり、ハイテクセクターに買いが広がった。また、ダドリー米NY連銀総裁が米景気に強きの見通しを示し、米長期金利が上昇したことで金融セクターも堅調推移となった。連日でNYダウは過去最高値を更新している。VIX指数は10.38から10.37へわずかに低下した。
★NY外国為替市場:ダドリーNY連銀発言受け総じてドル高
ドル/円は、欧州時間帯では米長期金利の低下したほか、ダドリー米NY連銀総裁が『インフレはFRBが望む水準をやや下回っている』と述べると110.91円まで値を下げた。しかし、その後『我々は金融状況をそれほど引き締めていない』と発言したことで米長期金利が一転上昇すると、つれてドルの買い戻しが強まった。NYダウが140ドル超上昇し、日経先物も110円高したことを支えに前週末高値の111.41円を上抜け111.60円近辺まで上げた。ユーロ/ドルは、ダドリーNY連銀総裁の発言を受けて米長期金利が上昇幅を拡大し、全般ドル高が進んだ流れに沿った。一時1.1143ドルと前週末安値の1.1138ドルに接近した。
★NY原油先物市場は反落:供給超過懸念で売り優勢
ショートカバーの動きから時間外取引では一時45.06ドルまで上昇した。ただ、外国為替市場で総じてドル高が進んだことや、リビア産原油の生産増加などが嫌気された。また、米国内の石油掘削設備(リグ)が22週連続増加しており、供給超過の状態がすみやかに解消されるとの見方が後退している。
★NY金・銀先物市場は下落:ドル安一服とドルインデックス指数上昇を嫌気
NY金先物市場は、1244.30ドルから1257.30ドルのレンジで推移した。為替市場でドル安が一服したことや、ドルインデックス指数が上昇したことから、金は冴えない展開となった。テクニカル的には、100日線や200日線が下値支持ラインとなっている。この水準を割り込むと5月9日の安値1214ドルが意識されやすい。
★米国債券市場は反落:ダドリー米NY連銀総裁発言受け売り優勢
米国債券市場で長期ゾーンは反落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.04%高い2.19%で終了した。ダドリーNY連銀総裁が『景気拡大はなお長期間続くと確信』『我々は金融状況をそれほど引き締めていない』と述べたことで債券売りが強まった。株式市場で史上最高値を付けたことも重しとなった。
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