★米国株式市場はまちまち:原油価格の上昇を好感した買い
NYダウは24.38ドル高の21384.28、ナスダックは13.74ポイント安の6151.76で取引を終了した。NY原油価格の上昇を背景として石油関連株の上昇が指標を押し上げた。一方で、アマゾン・ドットコムが米ホールフーズ・マーケットの買収を発表すると、競争激化を嫌気したウォルマートなど小売株が軒並み下落したため上値も限られた。ナスダック総合株価指数は、アップルやアルファベットなど主力ハイテク株の下落が相場の重しとなり3日続落した。VIX指数は10.90から10.38へ低下した。
★NY外国為替市場:低調な米経済指標を受けドル総じて下落
ドル/円は、一時111.41円まで値を上げたが、米5月住宅着工件数や米5月建設許可件数が予想を下回る結果となり、米長期金利が低下に転じると一転して売りが優勢になった。その後に発表された米6月消費者態度指数速報値もさえない内容だったうえ、NYダウや日経先物の下落も嫌気され、一時110.64円まで下げ足を速めた。もっとも200日線が位置する110.61円が目先のサポートとして意識されると株価が買い戻されたことも支えに110.90円台まで下げ渋りった。その後は週末を控え110.85円前後でこう着した。ユーロ/ドルは、欧州時間からのユーロ買いの流れが継続した。低調な米経済指標を受けて米長期金利が低下したことも買い材料視されるなど総じて底堅く推移した。
★NY原油先物市場は反発:ポジション調整の買いとドル安で買い優勢
原油の供給超過状態は解消されていないが、週末前で短期筋のポジション調整的な買いが入った。また、一部産油国は6月、7月にOPEC主導の協調減産に従う意向があると報じられたことや、主要通貨に対してドルが弱含みで推移したことこ材料視された。米石油サービス会社ベーカー・ヒューズが発表した石油掘削設備(リグ)稼働数が前週比6基増の747基となり、22州連続増加となった。
★NY金は反発・銀先物市場は続落:低調な米経済指標受け買い優勢
NY金先物市場は、1253.20ドルから1258.60ドルのレンジ推移した。米FOMC後の下落に対する反動が入った。米経済指標が低調だったことも買い戻しを誘う材料となった。
★米国債券市場は小反発:低調な米経済指標受け買い優勢
米国債券市場で長期ゾーンは小反発(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前日比0.01%低い(価格は上昇)2.15%で終了した。低調な米経済指標を受け、リスク回避の債券買いが優勢となった。一方で、週末前とあって引けにかけては次第に値動きが細った。
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