★米国株式市場は上昇:IT関連株持ち直しリスク選好
NYダウは92.80ドル高の21328.47、ナスダックは44.90ポイント高の6220.37で取引を終了した。アップルなど主力のIT関連株が持ち直し、投資家心理が改善し終日堅調推移となった。ただ、FOMCでのバランスシートの縮小や年内の利上げペースに関する見解を見極めたいとの思惑から上値は限られた。VIX指数は11.46から10.42へ低下した。
★NY外国為替市場:FOMC結果公表控え鈍い値動き
ドル/円は、米5月卸売物価コア指数(PPI)が前月比で予想を上回る結果だったことで、一時110.21円まで上昇したものの、欧州序盤に付けた高値110.27円が目先の上値目処として意識されると伸び悩んだ。米長期金利が低下したことが嫌気され109.90円台まで下押しした。ただ、NYダウが100ドル近く上昇するなど株価が堅調に推移したため下値も限定的となった。ユーロ/ドルは、ユーロ/ポンドなどの下落につれて1.1190ドル台までやや弱含む場面もあったが、下押しは限定的だった。
★NY原油先物市場は続伸:原油在庫減少期待で買い優勢
一時46ドルを下回ったが、米原油在庫の減少期待が広がったことから反転した。OPECによる5月の産油量は日量で33万6100バレル増加したが、今年後半にかけて減産措置の影響で原油在庫の継続的な減少が予想されており、5月の増産を嫌気した売りは拡大しなかった。また、明日のEIA週間在庫統計について、市場では『原油在庫が前週から減少する』との予想が多く、需給改善を期待した買いが入った。
★NY金・銀先物市場は続落:FOMC結果を控え様子見姿勢
NY金先物市場は、1260.50ドルから1271.00ドルのレンジで推移した。FOMCの結果を控えて、積極的な売買は手控えられ小動きとなった。また、米国株がしっかりした推移をみせたことも手控え材料となった。
★米国債券市場は横ばい:FOMC結果を控え様子見姿勢
米国債券市場で長期ゾーンは横ばいとなった。米10年債国債利回りは前日と同じ2.21%で終了した。米5月卸売物価コア指数(PPI)が前月比で強い内容だったことに債券売りで反応したものの、一時的となった。FOMC結果を控えて売買は手控えられた。
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