★米国株式市場は下落:ハイテク株売られ指数押し下げ
NYダウは36.30ドル安の21235.67、ナスダックは32.45ポイント安の6175.46で取引を終了した。先週末に一部アナリストが主要ハイテク株への投資リスクを警告したことを受けて、引き続きハイテクセクターに利益確定の動きが広がり、終日軟調推移となった。アップの大幅安も指数を押し下げた。しかし、原油価格が上昇したほか、FOMCの結果を見極めたいとの思惑から下値は限定的となった。VIX指数は10.70から11.46へ上昇した。
★NY外国為替市場:ドルは総じて弱い展開
ドル/円は、欧州時間帯では英国の政局不透明感などを嫌気したリスク回避の円買いに拍車がかかった。ナスダック指数が一時5%超安と前週末に続き大幅に下落したため、株安を受けたドル売りが継続した。また、好調な米3年債入札を受けて米長期金利が低下に転じたことも嫌気された。ただ、米10年債入札後に米金利が再び上昇したほか、米国株が下げ渋ると109.90円台まで下げ渋った。ユーロ/ドルは、欧州時間に一時1.1232ドルまで値を上げたが、前週末高値の1.1237ドルが目先のレジスタンスとして意識されるとその後は上値が重くなった。
★NY原油先物市場は続伸:需給バランスの改善期待から買い優勢
サウジアラビアのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相は、『今後3、4カ月間は在庫減少のペースが加速する』との見方を示したことが材料視された。需要減少に対する警戒感は高まっていないことも原油価格の下支えとなった。
★NY金・銀先物市場は続落:米FOMCを控えポジション調整売り
NY金先物市場は、1265.60ドルから1272.40ドルのレンジで推移したが、4日続落となった。13-14日に開催されるFOMCを引けて0.25%の利上げ実施が見込まれていることから、ポジション調整の売買に終始し、方向感に乏しい展開となった。
★米国債券市場は続落:米10年債入札後に一転売り優勢に
米国債券市場で長期ゾーンは4日続落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.01%高い(価格は下落)2.21%で終了した。好調な3年債入札を受けて債券買いが進み、利回りは一時2.18%まで低下した。ただ、その後の米10年物国債入札は無難だったとの見方から一転して売りが強まった。
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