★米国株式市場は下落:重要イベント控え値動きの鈍い展開
NYダウは22.25ドル安の21184.04、ナスダックは10.11ポイント安の6295.68で取引を終了した。英国での相次ぐテロ事件や、中東主要国がカタールとの国交断絶を発表したことによる地政学リスクへの警戒感から売りが先行した。しかし、8-9日にかけた重要イベントを前に下値も限られるなど総じて値動きが鈍かった。VIX指数は9.75から10.07まで上昇した。
★NY外国為替市場:全般様子見の展開でもみ合い
ドル/円は、米1-3月期非農業部門労働生産性改定値の上方修正を受けて、米長期金利の上昇を支えにドル買いが先行した。その後米5月ISM非製造業景況指数の下振れや、4月製造業受注の減少、4月耐久財受注改定値の下方修正を受けてドル売りが優勢になった。ただ、8-9日に重要イベントを控えているため、下値も限られるなど110.50円を挟んだレンジ取引となった。ユーロ/ドルは、ユーロクロスの下落につれて1.1234ドルまで値を下げた。もっとも、全般ドル売り圧力が高まると1.1260ドル台まで下げ渋るなど下値は堅かった。
★NY原油先物市場は続落:中東リスクで協調減産に懸念浮上
サウジアラビアなど中東主要国がカタールとの国交断絶を宣言したことを受けて、OPEC加盟国の間で協調減産に対する足並みが揃わなくなるとの思惑も浮上し、売りが優勢となった。ただ、今後の状況を見極めたいとのムードもあり、47ドル割れからは買い戻しも見られ、その後は下落幅を縮小する動きとなった。
★NY金・銀先物市場は続伸:買い先行後利益確定売りに押される
NY金先物市場は、128570ドルを高値に、一時1280.20ドルまで下落した。前週末発表の米国の5月雇用統計を受けて、FRBの利上げペースが鈍るとの見方が浮上した。また、英国でのトロや中東の地政学リスクが高まったことで買いが先行した。しかし、その後は利益確定売りとみられる売りが徐々に強まり、じり安となった。
★米国債券市場は反落:持ち高調整の売りが優勢
米国債券市場で長期ゾーンは反落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.02%高い(価格は下落)2.18%で終了した。前週末の米5月雇用統計の結果を受けて大きく上昇した反動から持ち高調整の売りが出た。
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