★米国株式市場は下落:原油価格の下落と米長期金利低下を嫌気
NYダウは20.82ドル安の21008.65、ナスダックは4.67ポイント安の6198.52で取引を終了した。原油価格の下落が嫌気されたほか、米長期金利の低下や、4-6月期の業績に慎重な見方を示した金融株を中心に売りが広がった。米地区連儀経済報告(ベージュブック)では全体的に景気が緩やかに拡大したとの認識が示されたが、個人消費が弱まったこともあり、相場への影響は限定的だった。VIX指数は10..38から10.41へ上昇した。
★NY外国為替市場:全般ドル売りが優勢
ドル/円は、米長期金利が低下すると、日米金利差縮小を見越した売りが先行した。米5月シカゴPMIが55.2と市場予想の57.0を下回ったほか、米4月住宅販売保留指数も予想より弱い結果となったため、指標発表後は米長期金利の低下とともに売りが加速した。ただ、その後にシカゴPMIの結果が市場予想を上回る59.4へと訂正されると下げ渋った。米株安や長期金利の低下が一服すると、引けにかけて110.70円台まd得買い戻された。ユーロ/ドルは、米長期金利の低下を背景に全般ドル安が進んだ流れに沿ったほか、ユーロクロスの上昇につれた買いも入った。ただ、23日につけた直近高値の1.1268ドルが意識されると買いも一服した。
★NY原油先物市場は続落:過剰供給懸念が売り圧力に
減産合意の順守を免除されているリビアやナイジェリアの増産観測から、根強い供給過剰感が売り圧力になった。ただ、米5月シカゴPMIが当初発表の低下から上昇に訂正されたあたりから買い戻しが優勢になり下落幅を縮小した。翌日に米エネルギー情報局(EIA)の週報発表を控えていることも、反発につながった。
★NY金は反発・NY銀先物市場は反落:リスク回避による買いが優勢
NY金先物市場は、1266.60ドルから1275.90ドルまで上昇した。冴えない米経済指標を受けて、米国株安・米長期金利低下・ドル安が優勢となったことで、金は割安感やリスク回避による買いが強まった。一方、取引序盤にカプラン米ダラス連銀総裁の『基本シナリオとして今年3回の利上げを予想』との発言がやや重しになった。
★米国債券市場は続伸:月末絡みに買いが優勢
米国債券市場で長期ゾーンは3日続伸(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前日比0.01%低い(価格は上昇)2.20%で終了した。新規の取引材料に乏しいなか、連日で月末に絡んだ買いが観測された。
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