★米国株式市場はまちまち:連休控え薄商いで方向感の乏しい展開
NYダウは2.67ドル安の21080.28、ナスダックは4.94ポイント高の6210.19で取引を終了した。米国の3連休を控えて薄商いで方向感の乏しい展開だった。前日まで6日続伸した反動から利益確定目的の売りが先行した。米1-3月期GDP改定値が予想を上回ったことが好感されたが、米4月耐久財受注が5カ月ぶりの減少となったほか、米5月ミシガン大学消費者景況感指数が予想を下回ったことで、売り買いが交錯する展開となった。ナスダック総合株価指数が史上最高値を更新した。VIX指数は9.99から9.81に低下した。
★NY外国為替市場:ドルは欧州時間で売られNY時間で買い戻し
ドル/円は、欧州時間からの売りの流れが続き、一時110.83円まで下押しした。その後は、徐々に下値を切り上げる展開となった。米1-3月期GDP改定値が市場予想を上回ったことを背景に対欧州通貨などでドル買いが進むなか、一時111.40円台まで反発した。その後は3連休を控えて、111円台前半での持ち高調整の展開となった。ユーロ/ドルは、クロスユーロの下げにつれた売りが先行し、一時1.1160ドルの安値まで下押しした。ユーロクロスの売りが一巡すると下げ止まったものの、次第に1.1170ドルを挟んだもみ合い相場となった。
★NY原油先物市場は反発:急落に伴う買い戻し優勢
主要産油国の協調減産合意への失望から前日急落した反動で短期的な戻りを期待した買いが入った。米石油会社ベーカーヒューズが発表した石油掘削設備(リグ)稼働数は前週比2基増の722基となり、19週連続の増加となった。市場では、『増加幅が縮小したととして買い戻しが加速した』との指摘もあった。
★NY金・銀先物市場は続伸:英選挙リスク浮上で買い優勢
NY金先物市場は、1267.30ドルから1272.00ドルまで上昇した。英国の6月総選挙に関する最新の世論調査で、与党保守党の野党労働党に対するリードが5ポイントに縮小(前回は9ポイント差)だった。選挙リスクの浮上により、EU離脱交渉の先行き不透明感が強まったとの懸念から、安全資産としての金買いが優勢となった。
★米国債券市場は上昇:ポジション調整の買いが優勢
米国債券市場で長期ゾーンは上昇(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前日比0.01%低い(価格は上昇)2.24%で終了した。米国の3連休を控えて持ち高調整目的に買いが散見された。ただ、休日前で債券市場は短縮取引だったこともあり、積極的な売買は手控えられた。
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