★米国株式市場はまちまち:アップルが指数を支えた
NYダウは22.81ドル安の20896.61、ナスダックは5.27ポイント高の6121.23で取引を終了した。主要小売会社の決算が嫌気され売りが先行した。米4月小売売上高が予想を下振れたほか、米4月消費者物価指数が前年同月比で伸び悩んだことで米景気鈍化の懸念が拡大した。ただ、投資判断が引き上げられたアップルの上昇が指数全体を支えた。VIX指数は10.57から10.41へ低下した。
★NY外国為替市場:低調な米経済指標受けドル売り優勢
ドル/円は、相次いで米経済指標が予想を下回ったことで、米長期金利が急低下すると売りが加速した。エバンス米シカゴ連銀総裁が『インフレ見通しが不透明ならば利上げは1回でも良い』と発言したことも売りを後押しした。一時113.16円まで下げ足を速め、その後の戻りも鈍かった。ユーロ/ドルは、低調な米経済指標を手掛かりに前日高値1.0893ドルを上抜けするとストップロスを巻き込み上昇した。米長期金利の低下やユーロクロスの一段高も支えに1.0934ドルまで上値を伸ばした。
★NY原油先物市場は続伸:減産協調継続への期待から買い優勢
低調な米経済指標を嫌気して通常取引開始後に47.35ドルまで売られる場面があった。しかし、OPEC加盟国、非加盟国の協調減産は期限の6月以降も継続されるとの期待が前日に続いて相場を支えた。米石油会社ベーカーヒューズが発表した石油掘削設備(リグ)稼働数は9基増の712基となり17週連続増加となった。
★NY金・銀先物市場は続伸:トランプ政権に対する不透明感の高まり
NY金先物市場は、1224.40ドルから1231.60ドルのレンジで推移した。コミ―FBI長官解任に伴うトランプ政権に対する不透明感が高まったことが買い材料となった。また、低調な米経済指標をうけ米長期金利が低下したことや米高株がさえない動きとなったことも買い材料となった。
★米国債券市場は続伸:低調な米経済指標を受け買い優勢
米国債券市場で長期ゾーンは続伸(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前日比0.06%低い(価格は上昇)2.32%で終了した。低調な米経済指標を受け、安全資産とされる債券買い需要が高まった。また、エバンス米シカゴ連銀総裁が『インフレ見通しが不透明ならば利上げは1回でも良い』と発言したことも相場を支えた。
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