★米国株式市場はまちまち:VIX指数がわずかに上昇
NYダウは32.67ドル安の20943.11、ナスダックは8.56ポイント高の6129.14で取引は終了した。トランプ大統領がFBI長官を解任したことで、政権運営への不透明感が強まり売りが先行した。ただ、原油価格が上昇したことを拝啓に石油関連株が買われたものの、ボーイングやウォルト・ディズニーが指数の下落に寄与し、90ドル超下げる場面もあった。米4月輸入物価が予想を上回ったが、相場への影響は限定的だった。VIX指数は9.96から10.18へ上昇した。
★NY外国為替市場:米長期金利上昇で総じてドル高
ドル/円は、欧州時間で米長期金利が低下したほか、NYダウ先物や日経先物が下落したことを受けて一時113.67円まで売りが先行した。その後は113.85円近辺でのもい合い相場が続いたが、次第に買いが強まった。原油価格が上昇すると、資源国通貨のクロス円が強含んだ影響を受けた。また、低調な米10年債入札が低調となったことで、金利が上昇したことも支えに114.30円台まで上昇した。ユーロ/ドルは、しばらく1.087ドル前後で動意を欠いた動きとなっていたが、ユーロクロスの下落や米長期金利の上昇を横目に1.0853ドルまで売りが進んだ。引けにかけては1.0870ドル手前まで下げた。
★NY原油先物市場は反発:原油在庫減少で買い優勢に
米エネルギー省が発表した週間在庫統計で、原油在庫が予想以上に減少したことや、石油製品の在庫水準が低下していることが材料視された。市場では、需要増加への期待は高まっていないが、供給超過の状態は段階的に解消されるとの見方が浮上したことで、49ドル付近までの戻りが期待されている。
★NY金・銀先物市場は上昇:値頃感からの買い優勢
NY金先物市場は、1217.50ドルから1225.80ドルのレンジで推移した。目立った売買材料が観測されないなか、前日に約2カ月ぶりの安値を付けた反動で値ごろ感などが意識されて下げ渋る展開となった。100日移動平均線の1225ドル水準近辺でのもい合い相場となっている。
★米国債券市場は続落:入札が低調となり売りが優勢
米国債券市場で長期ゾーンは続落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.01%高い(価格は下落)2.41%で終了した。トランプ大統領がFBI長官を解任したことで、政権運営への不透明感が強まり安全資産とされる債券買いが先行した。しかし、米10年債入札結果が『低調だった』と受け止められると売りが進んだ。
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