★米国株式市場は上昇:利益確定売りに方向感出ず
NYダウは5.34ドル高の21012.28、ナスダックは1.90ポイント高の6102.66で取引を終了した。アップルの上昇が指数全体の下支えとなったが、仏大統領選の通過に伴う利益確定売りも見られ、寄り付き後から上値の重い展開となった。複数の大型買収が好感されたものの、相場の押し上げには至らず、前週末終値前後で方向感が出なかった。S&P500種株価指数とナスダック総合指数は連日で過去最高値を更新した。VIX指数は10.56から9.74へ低下した。
★NY外国為替市場:FRB高官のタカ派発言受けドル買い強まる
ドル/円は、時間外のNYダウ先物や日経先物の下落を嫌気して欧州時間に112.39円まで下落したが、株価が反発すると買い戻しが進んだ。メスター・米クリーブランド連銀総裁が『FRBは政策で遅れを取らないように非常な警戒体制を維持する必要がある』と指摘したほか、年内のバランスシート縮小に言及したため米長期金利が上昇し、ドル買いに拍車がかかった。週明け早朝高値の113.13円を上抜けてストップロスを巻き込み、引けにかけて113.29円と3月17日以来の高値を付けた。ユーロ/ドルは、仏大統領選を通過したkとで材料出尽くし感から利食い売りが広がった。米長期金利上昇を受けた全般ドル高の地合いに沿って一時1.0916ドルまで下落した。その後の戻りも限定的だった。
★NY原油先物市場は小幅高:産油国の減産合意延長への期待
サウジアラビアのファリハエネルギー産業鉱物資源相「OPEC加盟・非加盟国による減産合意は年末まで延長されることを目指す』との見方を示したことが材料視された。ただ、原油の供給過剰状態がすみやかに解消されることや在庫水準の大幅な低下は当面期待できないとの見方は残されている。
★NY金は小反発・銀先物市場は続落:短期的な戻りを期待した買い
NY金先物市場は、1221.00ドルから1236.90ドルのレンジで推移した。足もとで相場下落が続いたたとだけに、短期的な戻りを期待した買いが小幅ながら入った。しかし、ドルインデックス指数が上昇するなど、為替市場ではドル主要通貨に対して強い動きを示したことから金は伸び悩む格好となった。
★米国債券市場は下落:欧州政治リスク後退で売り優勢
米国債券市場で長期ゾーンは下落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.03%高い(価格は下落)2.38%で終了した。仏大統領選でのマクロン候補の勝利を受けて欧州政治リスクがひとまず後退し、安全資産とされる米国債は売られた。また、今週予定されている米国債入札を控えて需給の緩みを警戒した売りも出た。
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