★米国株式市場は上昇:良好な米企業決算を受けリスク選好
NYダウは232.23ドル高の20996.12、ナスダックは41.67ポイント高の6025.49で取引を終了した。複数の米主要企業決算が予想を上回る良好な結果となったことで買いが先行した。26日発表される税制改革案への期待や、トランプ政権が28日に期限を迎える暫定予算に向けてメキシコ国境の壁建設費用の計上を先送りにしたことが好感され、終日堅調推移した。フランス大統領選第1回投開票が通過し、欧州情勢の先行き不透明感が後退したこともリスク選好の動きを強めた。ナスダック総合指数は史上初となる6000ポイントを突破した。VIX指数は10.84から10.76へ低下した。
★NY外国為替市場:本邦長期資金からのドル買い
ドル/円は、北朝鮮を巡る地政学リスクへの過度な警戒感が後退したことを受けた欧州時間からドル買いの流れが継続した。市場では『本邦長期資金から買いが観測された』との指摘があり、111円台乗せとなった。NYダウが260ドル超上昇し、米長期金利が上昇幅を広げたため、その後も底堅く推移した。ユーロ/ドルは、欧州政治リスクの後退をきっかけに全般ユーロ高が進んだ流れに沿って、昨年11月10日以来の高値となる1.0950ドルまで値を上げた。ただ、買い一巡後は利食いに押される展開となった。
★NY原油先物市場は反発:原油在庫減少の思惑で買い優勢
ロシアが減産延長について態度を明確にしていないことから、弱含みとなる場面もあった。しかしながら、米原油在庫は3週連続で減少するとの観測が広がったことや、欧米株高を意識した買いが入ったことで相場は反転した。前日に約1カ月ぶりの安値を付けたあとだけに、短期的な戻りを期待した買いも加わった。
★NY金・銀先物市場は続落:過度なリスク回避が後退
NY金先物市場は、1262.80ドルから1279.90ドルのレンジで推移した。フランスの政治リスクや北朝鮮の地政学リスクが後退した。また、米企業決算などが良好な内容だったことを受けて米国株が大幅高となったことで、安全資産としての金の売りが出た。
★米国債券市場は続落:過度なリスク回避姿勢後退で売り優勢
米国債券市場で長期ゾーンは5日続落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.06%高い(価格は下落)2.33%で終了した。足もとの過度なリスク回避姿勢が後退し、安全資産とされる債券需要が後退した。また、26日発表の米税制改革案への思惑売りも出た。
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