★米国株式市場は上昇:仏大統領選結果を好感し買い優勢
NYダウは216.13ドル高の20763.89、ナスダックは73.30ポイント高の5983.82で取引を終了した。仏大統領選の第1回投票でマクロン氏がトップに立ったことを背景に、欧州株が全面高なった流れから米国株にも買いが先行した。『トランプ大統領は法人税減税について15%を要請している。』との報道で、26日に発表が予定される米国の税制改革案に対する期待もあり、終日堅調推移となった。ナスダック総合指数は最高値を更新した。VIX指数は14.65から10.84へ大幅に低下した。
★NY外国為替市場:NY勢は仏大統領選の結果に反応薄
ドル/円は、仏大統領選挙第1回の結果でサプライズがなかったことで安心感が広がりリスク選好の円売り・ドル買いが優勢となった。しかし、米3月シカゴ連銀全米活動指数や4月ダラス連銀製造業活動指数が予想外に悪化したためドルは伸び悩んだ。また市場では『朝鮮人民軍創建85周年を控えて地政学リスクが高まっている』との指摘があるなか、ドルは総じてさえない値動きが続いた。ユーロ/ドルは、仏大統領選の結果を受けたNY勢の反応は鈍く、1.08ドル台半ばでのもみ合いとなった。
★NY原油先物市場は続落:リグ稼働数の増加を嫌気
米国を中心に供給過剰になるとの思惑は後退せず、上値の重い展開が継続した。特に米湖内の原油生産掘削装置(リグ)の稼働数が増加していることが嫌気された。市場では、『石油リグ買稼働数が減少しない場合、生産増加見通しが強まり、相場を圧迫する』との声が聞かれている。一時49.03ドルと3月29日以来の安値を付けた。
★NY金・銀先物市場は続落:仏大統領選結果受けリスク選好で売り優勢
NY金先物市場は、1266.00ドルから1280.00ドルのレンジで推移した。仏政治リスクを巡る先行き不透明感が後退するなか、日米欧株が大幅上昇したため安全資産とされる金に売りが出た。
★米国債券市場は続落:安全資産としての債券需要後退
米国債券市場で長期ゾーンは続落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.02%(価格は下落)2.27%で終了した。仏大統領選の結果を受け、安全資産とされる債券には売りが進み、時間外取引では一時2.32%まで上昇した。ただ、足もとで売られていたこともあり、通常取引では債券を買い戻す動きもあった。
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