★米国株式市場は上昇:ムニューシン米財務長官発言を好感
NYダウは183.67ドル高の20636.92、ナスダックは51.64ポイント高の5856.79で取引を終了した。米主要企業の四半期決算に対する期待を背景に買いが先行した。また、ムニューシン米財務長官が国境税なしで1兆ドル規模の景気刺激策の財源を確保する意欲を示したことも買いを誘った。引けにかけて上げ幅を拡大した。上げ幅は3月1日以来のおよそ1カ月ぶりの大きさとなった。VIX指数は16.02から14.68へ低下した。
★NY外国為替市場:ムニューシン米財務長官発言受けドル反発
ドル/円は、米長期金利が低下幅を縮小したことを受けてドル買いが先行した。一時108.63円まで上げた後は一旦伸び悩む場面も見られた。予想を下回った米4月NY連銀製造業景気指数やNAHB住宅指数を嫌ったドル売りも出た。しかし、ムニューシン米財務長官が『強いドルは長期的には良いこと』などと述べたことでドルが反発した。ユーロ/ドルは、対欧州通貨でドル売りが進んだ流れに沿って買いが進み、一時1.0670ドルまで上昇した。しかし、ムニューシン米財務長官の発言をきっかけに全般ドルが買い戻されるなか、1.0635ドル付近まで失速した。
★NY原油先物市場は反落:米国内のリグ稼働数増加を嫌気
米エネルギー省が公表した月間の掘削生産性リポートで、米国の5月原油生産量が4月から増える見通しなったことが下げ要因となった。米ベーカー・ヒューズが先週末発表したデータによると、米国内の石油掘削基(リグ)は11基増加となった。リグ稼働数は増加傾向にあり、生産量増加によって需給関係がひっ迫する可能性は後退しつつある。
★NY金・銀先物市場は続伸:地政学リスクの高まりで買い優勢
NY金先物市場は、1283.20ドルから1297.50ドルのレンジで推移した。緊迫化する朝鮮半島問題が意識されて、安全資産とされる金の需要が引き続き高まった。ただ、週明け早朝取引で一時1297.40ドルと昨年11月9日以来の高値を付けたことから、利益確定売りも出て通常取引では上値の重さが目立った。また、米国株が大幅上昇したことも上値を抑えた。
★米国債券市場は反落:リスク回避の姿勢後退
米国債券市場で長期ゾーンは反落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.02%高い(価格は下落)2.25%で終了した。米国株が大幅に上昇したことで、過度なリスク回避の姿勢が後退した。足もとで買いが進んでいた反動から持ち高調整の売りに押された。
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