★米国株式市場は下落:四半期末のポジション調整売り
NYダウは65.27ドル安の20663.22、ナスダックは2.61ポイント安の5911.74で取引を終了した。前日終値から小幅に下げた水準でしばらく方向感が出なかったが、四半期末でポジション調整の動きや利益確定売りが上値を抑える展開となった。終盤には金融株や石油株中心に売りが出て60ドル超下げた。2月個人所得やインフレ指標の一つであるPCEコア指数が予想通りだったものの、2月個人支出が予想を下回り、相場への影響は限定的だった。VIX指数は11.54から12.37へ上昇した。
★NY外国為替市場:NY米連銀総裁発言を受けドル下落
ドル/円は、ダドリー米NY連銀総裁が『金融政策を引き締める緊急性は強くない』と発言したことにドル売りで反応した。また、市場では 『ロンドン(日本時間24:00)のフィキシングに向けて月末・期末に絡んだドル売りが持ち込まれた』との指摘もあった。米長期金利の低下や米国株安も重しとなり、111.20円台まで下落した。ユーロ/ドルは、円絡みの取引が中心となったこともあり、1.0685ドルを挟んでしばらく方向感の乏しい展開だった。しかし、終盤にかけては全般ユーロ売り圧力が強まり1.06519ドルまで下落した。
★NY原油先物市場は続伸:減産措置延長を好感
OPEC加盟国、非加盟国が減産協調を延長し、供給を抑制するとの期待感が買いを誘う展開となった。また、石油サービス会社のベーカー・ヒューズが発表した米国の掘削装置(リグ)稼働数が前週比10基増の662基と11週連続で増加したが影響は軽微だった。
★NY金先物市場は反発:ポジション調整目的の買い戻し
NY金先物市場は、1241.50ドルから1252.80ドルのレンジで推移した。FRBによる利上げが緩やかなペースになるとの思惑が、下支えとなった。また、売りが先行したものの、月末・期末を控えてポジション調整の買いが入り持ち直した。さらにドルインデックス指数が一服したことも買い材料となった。
★米国債券市場は反発:緩やかな米利上げ発言受け買い優勢
米国債券市場で長期ゾーンは反発(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前日比0.04%低い(価格は上昇)2.38%で終了した。ダドリー米NY連銀総裁などから緩やかな利上げを強調する発言が続いたことで債券買いが進んだ。
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