★米国株式市場は上昇:堅調な米景気を好感した買い優勢
NYダウは69.17ドル高の20728.49、ナスダックは16.80ポイント高の5914.34で取引を終了した。堅調な米10-12月期GDP確定値や、週間新規失業保険申請件数が予想より減少したことが好感され、米景気に対する楽観的な見方が優勢となり、買いが先行した。トランプ政権に対する先行き不透明感が上値を抑えたが、原油価格の上昇を受けた石油関連株の堅調地合いが目立ち、一時90ドル超上昇した。VIX指数は11.42から11.54へ上昇した。
★NY外国為替市場:米長期金利上昇から総じてドル買い優勢
ドル/円は、米10-12月期GDP確定値が予想を上回ったことで、米長期金利の上昇とともに111.50円台まで買いが先行した。その後『トランプ米大統領は為替操作国へのペナルティを模索している。』と報じられると111.02円まで失速したが、勢いは続かなかった。NYダウや日経先物の上昇を背景に買いが再開した。米長期金利の上昇幅拡大も支えに、上昇に弾みが付き一時111.94円まで上げた。ユーロ/ドルは、欧州序盤から売られた流れを引き継いだ。弱い独3月CPI速報値や強い米GDP確定値も売り材料となった。トランプ米大統領の報道でドル/円は失速したが、その場面では下げ渋った。米長期金利が上昇するなか、まとまった売りが持ち込まれ1.067ドルまで下げ足を速めた。
★NY原油先物市場は続伸:原油減産措置の延長期待で買い優勢
クウェートのマルズーク石油相が『6月までとなっている減産期間の延長を支持する』と発言した。この内容を受けて、OPEC加盟国・非加盟国が減産措置を延長するとの期待が高まり買いが優勢となり、一時50.47ドルと約3週間ぶりの高値を付けた。
★NY金・銀先物市場は下落:リスク選好の動きから売り優勢
NY金先物市場は1246.90ドルから1254.40ドルのレンジで推移した。米10-12月期GDP確報値の上昇修正などで米国株が堅調推移となったことから、安全資産としての金の需要が後退した。また、ドルインデックス指数が上昇するなど、ドルが主要通貨に対して強含んだことも売り材料となった。
★米国債券市場は反落:安全資産としての債券需要が後退
米国債券市場で長期ゾーンは反落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.05%高い(価格は下落)2.42%で終了した。米10-12月期GDP確定値の上方修正を受けて安全資産としての債券需要が後退した。原油価格上昇も相場の重しとなった。
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